店頭看板の事例(アロマハーブ専門店のアロマの効用) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アロマハーブ専門店さんの『アロマの効用』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アロマハーブ専門店さんが、『アロマの効用』をおすすめしている店頭看板です。

 

イラストと、『ジョホリズム』という言葉を使ってお知らせしています。

 

『ジョホリズム』とは、『女性ホルモンリズム』からのネーミングのようです。

 

女性の身体のバランスを、アロマの優しい香りを使って整えようとしています。

 

この辺りを意識して、メッセージにしてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>労る

>私だけのジョホリズム

>Joho-Rhythm

>幸せ習慣

>洗う

>『店名』

 

 

 

→まず、『アロマの優しい香りで身体を整えて欲しい』と思う人に呼びかけます。

 

→例えば、『仕事や家事が忙しくて、ついつい自分のことを後回しにしていませんか?』と、現状の疑問を投げ掛けるのです。

 

→そうすると、『そう言えば、そうかも』と思ってもらえた人を刺激することができます。

 

→その上で、『アロマの優しい香りで身体を整えることができること』を伝えるのです。

 

→簡単に説明した後で、最後は、行動を促します。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アロマハーブ専門店のアロマの効用)

仕事や家事が忙しくて、ついつい自
分のことを後回しにしていませんか?

特に、女性はちょっとしたホルモン
バランスの変化で体調を崩しやすい
です。

そんな時は、アロマの優しい香りが
身体のバランスを整える手助けをし
てくれますよ!

ゼラニウムやローズを基調とした香
りを、お部屋に置いておくなどがお
すすめです。

イライラが続いたり、気分が落ち込
んだりしたら、店内でホッとする香
りを見つけて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『独自のネーミング』をお知らせするよりも、それにより、『こんな現状の誰に、どんな良いことがあるのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→たったこれだけで、『あっ、それって、私のことだ』、『それって、いいかも!』となれば、その『独自のネーミング』の商品で関われます。

 

→優先して意識するのは、『商品よりもお客さん』です。

 

→これが、『お客さんよりも商品』となると、『誰におすすめしているのか?』、分かりにくくなるので、伝わりにくい看板になってしまいます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則