こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
バレエ教室さんの『無料体験』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
バレエ教室さんが、『バレエのご案内』をしている店頭看板です。
バレエを踊るイラストとお花のイラストがよく目立ちます。
『何を、いつ、誰が、どこで、するのか?』の伝え方がとてもシンプルです。
具体的には、『バレエのレッスンを、毎週木曜日に、幼児3歳児よりが、案内図のところでする』となります。
できれば、『この内容を誰に伝えたいのか?』から始めたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>バレエ
>楽しくレッスン 柔軟な身体に
>レッスン日:毎週木曜日
>幼児3歳児より募集
>『案内図』
>無料体験有り
>バレエは基礎となる運動神経を
>育て体幹を養う事が出来ます
>又、自立心、協調性、想像力
>を身につける事も出来ます
>自由に動ける身体を目指し
>バレエのレッスンを始めてみませんか?
>初めてでも大丈夫!お問い合わせ下さい
>『電話番号』
>『店名』
→では、『この内容を誰に伝えたいのでしょうか?』
→それは、ほとんどが、『お子さんに習い事を考えているママさん』ではないでしょうか?
→そんなママさんに、『バレエはお子さんの成長に役立つことがいっぱいですよ!』と、気付かせるのです。
→そして、『どんなことに役立つのか?』を伝えることで、バレエに興味を持ってもらいます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(バレエ教室の無料体験)
考えているママさんに
バレエはお子さんの成長に役立つこ
とがいっぱいですよ!
◆大人になってからでは身に付きに
くい姿勢や正しい所作が身につく
◆挨拶や礼儀などが自然にできるよ
うになる
◆同じ趣味を持つ強い結びつきの友
達ができる
◆発表会などの大きな舞台を経験す
ることで、自信がつくなど
バレエレッスン日:毎週木曜日
対象:3歳児より参加OK!
無料体験もやっています。
お問い合わせは、こちらから!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『何をお知らせするのか?』は大切ですが、『誰にお伝えするのか?』が今回のポイントです。
→今回は、『お子さんに習い事を考えているママさんに』お伝えしています。
→このように、『誰に』をハッキリさせると、『どんなメッセージが響くのか?』を伝えることができるのです。
→そうすると、『折角、習い事をさせるのなら、成長に役立つ方がいいよね』となれば、興味を示してもらえます。
→とは言え、『どんなことをするのか?』が分からないので、『無料体験』の参加を促せばいいでしょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則