こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
お客さんが少なくなって来ると、『何とかしなければいけない、でもどうすればいいのか、分からない』と悩んでしまいます。
しかし、ほとんどの人が、『どうすればいいのか、分からない』と悩むのです。
この時、『アイデアの出し方』を知っているのか、知らないかで、その差が出ます。
実は、シンプルですがすぐに使えるアイデアの出し方が、『メモを取るやり方』です。
通常、人がアイデアを出す時は、頭の中だけで出そうとします。
頭の中だけで、現状に対するアイデアや解決策を考えるのです。
しかし、『脳』は、考える容量がそんなに多くはありません。
そのため、できるだけ簡単に答えを出して、済ませようとします。
その答えが、『分からない』です。
『分からない』と答えたらその瞬間から、もうそれ以上、考えなくて済みます。
ところが、『脳』はそれでいいかもしれませんが、『お店』はそれではいけないのです。
だから、そんな『脳』に負担を掛けずに考える必要があります。
それが、『メモを取ること』です。
メモを取ればその分だけ、『脳』は記憶しなくて済みます。
つまり、負担が軽くなるのです。
例えば、先程の『お客さんが少なくなって来た』という『現状』をメモします。
そして、次に、『どうなればいいのか?』、具体的な『当面のテーマ』をメモするのです。
例えば、『1日あと2名のお客さんを増やす』というテーマでもかまいません。
たったこの2つをメモするだけで、『どんなアイデアが必要なのか?』が、何となくイメージできるでしょう。
このようにしておいてから、実際に『脳』で考えるのです。
例えば、
・『電話をする』
・『ハガキを出す』
・『LINEで情報を流す』
・『ポスティングビラを撒く』
・『SMS(ショートメールサービス)を送る』
・『次回予約の声掛けをする』
・『店頭看板を書く』など
できるできない、成果につながるつながらないに関係なく、手段としてもアイデアを書き出すのです。
もちろん、スラスラと書けないこともあります。
そんな時は、一旦忘れて、またメモを見ればいいのです。
そうすると、それまでのことをメモを見れば思い出すので、簡単に続きを考えることができます。
有効なアイデアが出る時は、考えよう考えようとしている時ではなく、普段の何気ない瞬間に、『パッ』と閃くことが多いです。
そうしたら、それを素早くメモします。
これをしばらく繰り返すと、結構のアイデアが出て来ることでしょう。
そしてもうこれ以上出ないと思ったら、その中の1つを具体的に、『どのようにすればいいのか?』を考えて行きます。
例えば、『電話をする』場合なら、
◆『今年は、まだ〇〇をされていませんので、心配になってお電話しました』
◆『〇〇は大丈夫ですか?』
→お客さんの答え
◆『ありがとうございます』、『〇〇ですね、それは良かったです』
◆『失礼します』
こんな感じで伝えることもできます。
もしも、電話が掛けづらいお客さんだったとしたら、『SMS』で送っていいのです。
このようにして、他の手段でもやって行けば、『1日あと2名のお客さんを増やすこと』が可能になります。
一度お試しを!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則