店頭看板の事例(フラダンス教室のフラダンス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

フラダンス教室さんの『フラダンス』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

フラダンス教室さんが、『フラダンス』をおすすめしている店頭看板です。

 

『日曜のんびりフラダンス』というネーミングが、面白いと思います。

 

このネーミングだけで、どんなイメージなのかが、何となく理解できるでしょう。

 

では、『どんな人に、日曜のんびりフラダンスはおすすめなのでしょうか?』

 

この辺りを付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>日曜のんびりフラダンス

>健康維持とストレス発散のためのフラダンス

>運動やダンスが苦手、リズム感が悪い方も

>『脳トレ』『体操』のつもりでご参加ください。

>練習用のスカート貸し出しがあります

>●日時:月3回 日曜日

>午前または午後の1時間

>希望の多い時間で開催

>●参加費:チケット制 4回 2500円

>●場所:店舗二階

>その他ご不明な点は、お気軽におたずねください

>『電話番号』『店名』

 

 

 

→おすすめしたい人が、『フラダンスが初めての中高年の人』だったとしましょう。

 

→例えば、『歳だから、フラダンスはちょっとムリかも?と、思っていませんか?』と、おすすめしたい人が思っていることで、問い掛けるのです。

 

→そして、『実は・・・』と、意外と違うことを伝えると、『えっ、そうなの?』と興味を持ってもらえます。

 

→その後、『フラダンスの良いところ』を伝えるのです。

 

→その上で、『日曜のんびりフラダンス』につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(フラダンス教室のフラダンス)

歳だから『フラダンスはちょっとム
リかも?』と思っていませんか?

実は、フラダンスはゆっくりとした
動きのため、年齢や体力に関係なく
誰でもできるんですよ!

手で波を作る動きやゆるやかなステ
ップなど、基本を覚えれば気軽に楽
しめます。踊っていると自然に笑顔
になって、ストレス発散や健康維持
などにとても効果的です。

◆日曜のんびりフラダンス◆
月3回各1時間、日曜日に店舗の2
階でやっています。
練習用のスカートは貸し出しOK!

『何か運動しなければな~』と感じ
ていたら、ぜひご連絡下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『何がおすすめなのか?』も大切ですが、『誰におすすめなのか?』はもっと大切で、それが今回のポイントです。

 

→『誰におすすめなのか?』がハッキリすると、『その人が、ちょっとムリかも?』と思っていることが、『実はそうではないこと』を、ズバリ伝えて興味を引くことができます。

 

→これで最初の壁が越えられるので、『どうしようかな?』と考えてもらえるようになるでしょう。

 

→後は、最初の行動をしてもらうことが必要になります。

 

→今回は、やっていませんが、『見学体験もできますよ!』とすれば、行動させやすいですね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則