店頭看板の事例(フィットネスジム店の無料体験トレーニング) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

フィットネスジム店さんの『無料体験トレーニング』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

フィットネスジム店さんが、『無料体験トレーニング』をおすすめしている店頭看板です。

 

『じゃあジム行く?キャンペーン』で、お得感をこれでもかと、お知らせしています。

 

しかし、その前に伝えたいことがありますので、そこを伝えて行きたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>もぉ夏ですよ

>じゃあジム行く?キャンペーン!

>入会金 ¥0(通常¥5500税込)

>月会費 ¥6578税込(通常¥7700税込)

>さらに! 翌月会費 半額!¥3289税込

>乗り換え、紹介割引もあり 詳しくはスタッフまで

>パーソナルトレーニング

>無料体験も随時受付中!

>脱コロナ太り

 

 

 

→まずは、お客さんへの投げ掛けから始めましょう。

 

→なぜなら、『こんな方におすすめ!』がハッキリするほど、『あっ、自分のことだ!』と思ってもらえるからです。

 

→例えば、『もう夏です!そろそろコロナ太りの身体から脱皮しませんか?』

 

→このような簡単な問い掛けでも先に投げ掛けると、『そうなのよね、何とかしなければな~』と感じてもらえます。

 

→そうしたら、行動してもらうために、『無料体験トレーニング』を促しましょう。

 

→色々なお得情報は、来てもらってからでも遅くはありません。

 

→まずは、『最初の一歩』を行動してもらうことが大切です。

 

→そのために、今一番不安なことは、やっぱり『コロナウイルス対策』になります。

 

→ここをしっかり伝えることが必要です。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(フィットネスジム店の無料体験トレーニング)

もう夏です!そろそろコロナ太りの
身体から脱皮しませんか?

過度な食事制限をせず、あなたの身
体に合わせた無理のないトレーニン
グをマンツーマンで行います。

・パーテーション設置
・フェースシールド無料配布
・セルフ体温計設置
・マスク着用義務化
・入館時の手指消毒
・施設の定期的な消毒
・24時間換気など
コロナウイルス対策もバッチリ!

只今、無料体験トレーニングを実施
しています。『どんな感じかな~』
と思ったら、ぜひ、ご連絡を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『お得感』を真っ先にお知らせする前に、おすすめしたいお客さんに、『あっ、自分のことだと思ってもらうこと』が今回のポイントです。

 

→そうしないと、興味を持ってもらえません。

 

→それと、おすすめしたいお客さんが、『今一番不安に思っていることを無くしてあげること』も大切です。

 

→そして、おすすめしたいお客さんが、『行動しやすくなるようにすること』をしてあげましょう。

 

→それが、『無料体験トレーニング』になります。

 

→ここまでを、お店が用意してあげなければいけません。

 

→この後は、おすすめしたいお客さんが、選ぶだけになります。

 

→『行動するもよし、スルーするもよし』、お客さんの自由です。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則