こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
美容室さんの『モデル募集』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
美容室さんが、『モデル募集』している店頭看板です。
モデルさんの募集には、『デビュー前の美容師さんのためのカットモデルさん』と、『新しい施術に挑戦したい美容師さんのためのパーマやカラーのモデルさん』があります。
今回は、後者です。
折角なので、この辺りをちょっと付け加えてみますね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>ストレート(縮毛矯正)
>カラー(白髪染めを除く)
>モデル募集中
>詳しくはお問い合わせ下さい!
>『店名』
>『電話番号』
>『担当者名』
→まず、『どんな方に、モデルさんになってもらいたいのでしょうか?』
→この答えが、『美容代金を節約したい方』と思ってしまうと、モデルさんに失礼です。
→確かに、そういう理由の方もいるでしょう。
→しかし、結構多くの方が、『美容師さんを応援したい』という気持ちを持っています。
→なので、ここから始めたいですね。
→例えば、『新しい施術に挑戦したい美容師を応援して頂けませんか?』
→この後、『どんなモデルさんを募集しているのか?』を伝えます。
→それと、『モデルさんの不安への対応』も必要です。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(美容室のモデル募集)
援して頂けませんか?
下記の技術向上と経験の蓄積のため
に、モデルさんを募集しています。
◆ストレートパーマ(縮毛矯正)
◆カラー(白髪染めを除く)
ベテランのスタイリストがしっかり
指導しますので安心して下さいね!
料金は、材料費のみです。時間は、
営業時間終了後で、通常施術時間の
プラス30~60分くらいの余裕が
OKの方に限ります。
詳しくは、こちらまで!
『店名』『電話番号』『担当者名』
【今回のポイント】
→『何を募集しているのか?』も大切ですが、『誰を募集しているのか?』が今回のポイントです。
→今回のように募集すると、『美容師さんを応援したいお客さん』が集まります。
→そうすると、温かい気持ちで接してもらえるので、美容師さんはとてもやりやすいのです。
→美容室として、このような環境を作ってあげることは、大切と考えます。
→これを続けると、短期間で一人前の美容師さんになるはずです。
→技術の向上と経験の蓄積は、関係性が強いので、良い環境で多くの経験をさせてあげましょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則