こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
売上げが伸び悩む原因は、色々とあります。
しかし、1つを上げるとしたら、ズバリ、『習慣』です。
『習慣』とは、『毎日、同じことを同じようにやっていること』を言います。
ここに伸び悩む原因があるのです。
もしも、ここが正しければ、売上げが伸び悩むことはないでしょう。
もっと言えば、以前は正しかったことでも、今は、それが合わなくなっているとも言えるのです。
『習慣』に原因があると分かれば、その原因を改善すれば解決します。
しかし、この『習慣』を変えるのが、実に厄介なことと言えるでしょう。
なぜなら、そこには、『ヒト』が絡むからです。
例えば、『ヒト』が絡まない部分は、設備機器を変えれば簡単に変わります。
だから、資金力がある大きなお店ほど、『ヒト』が絡まない新しい設備機器を導入しようとするのです。
しかし、小さなお店では、なかなかそこまでの資金はありません。
そのため、どうしても『ヒト』が絡む『習慣』を変えなければいけないことになるのです。
やることは、実に簡単で、『いつもと少しだけ違うことをやってもらう』だけになります。
では、どこを少し違うようにすばいいのでしょうか?
手順としては、
◆(1)『今、売上げが伸び悩んでいる事実を、紙に書き出す』
◆(2)『その事実を、どうすれば解決するのか、アイデアを出す』
◆(3)『解決するには、どれだけの時間がかかるのか、予測する』
◆(4)『すぐにできること、短期間でできること、長期の期間がかかること、今は解決できないことに分ける』
◆(5)『すぐにできることと短期間でできることはすぐやる』
◆(6)『今は解決できないことは、取り扱わないと決める』
◆(7)『長期の期間がかかることを、いつもと少し違うことをやる』
こんな感じです。
このようにして、売上げが伸び悩んでいる事実から、悩みを時間軸で分類すると、『緊急なこと』、『重要なこと』、『どうしようもないこと』、に気付きます。
ポイントは、その中で、『重要なこと』に集中するのです。
その上で、『習慣化すること』が大切なことになります。
『いつもと少し違うことを毎日やること』で、『習慣化すること』を意識するのです。
だから、『少し違うこと』だけでいいので、『毎日やること』が大切になります。
この『習慣化』が身に付くと、今度は、『違うこと』を広げていけばいいのです。
これができるようになると、もう売上げの伸び悩みで悩まなくなっていると思います。
どうでしょうか?
どうしても『ヒト』が絡む仕事があるお店は、まず、『どんな習慣があるのか?』、一度見直してみて下さい。
悩みの解決のきっかけは、きっとそこにあるはずです。
きっかけが分かれば、そこを毎日少しずつ変えて行きます。
これが遅いようで、意外と早い方法ですよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則