こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
レンタルスペース店さんの『ご案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
レンタルスペース店さんが、NEW OPENを『ご案内』している店頭看板です。
『レンタルスペースの概要と現在の利用状況』をお知らせしています。
では、『なぜ今、レンタルスペースなのでしょうか?』
この辺りをちょっと付け加えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>NEW OPEN
>レンタルスペース
>『店名』
>スポット利用OK!
>2000円~/1時間
>62㎡(約36畳)壁面2面鏡張り
>『電話番号』
>レッスン開校中!
>ベリーダンス
>ピラティス
>バランスボール
>Hip Hop、Jazz Funkダンス(子供~大人まで)
>バレエ(初級~中上級)
>大人バレエ(初心者)
>レッスン生募集してます!
→『なぜ今、レンタルスペースなのでしょうか?』、まず、ここに焦点を当てて投げ掛けてみる必要があります。
→なぜなら、ここがハッキリしないと必要性がイメージできないからです。
→イメージできないものは、ほぼ興味を持たれません。
→1つの理由としては、『働き方が変わって来ていること』です。
→もう1つの理由が、『イザ始めようとすると色々な壁があること』になります。
→これらを解消する方法が、『レンタルスペース』なのです。
→だから、今、『レンタルスペース』が必要とされています。
→この後、簡単に概要を説明して、最後に行動の促しをしましょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(レンタルスペース店のご案内)
技や資格を活かして仕事を始めたい
と思ったことはありませんか?
でもイザ始めようとすると、色々な
壁があることに気付きます。しかし
レンタルスペースなら低コストで手
軽にスタートできて、人も比較的集
めやすいです。
そんなレッスン向けレンタルスペー
スが駅近の好立地に新規オープン!
おしゃれな雰囲気と清潔感あるスタ
ジオを時間貸しのリーズナブルな料
金で利用できるのが魅力です。
・スタジオ床面積45㎡(27畳)
・壁面2面鏡張り、鍵付ロッカー有
・2000円~/1時間
契約等の面倒な手続きがなく予約だ
けなので、自分のペースで始められ
ます。まずはこちらまでご連絡を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『どんなレンタルスペースなのか?』をお知らせすることは大切です。
→しかし、『なぜ今、レンタルスペースなのか?』をお伝えすることはもっと大切だと考えます。
→ここをメッセージとして伝えることが今回のポイントです。
→このメッセージが伝われば、『そうなのよね、思っていても、なかなかできなかったのよね!』と思っている人を刺激します。
→そうすると、『一度試しに、スポット利用してみようかしら!』となることも多いです。
→現状の看板では、『レッスン生の募集』をしていますが、できれば、『1つの看板で、1つのメッセージを』の原則を守りたいと思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則