こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
不動産仲介店さんの『女性の暮らし』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
不動産仲介店さんが、『女性の暮らし』のご相談をおすすめしている店頭看板です。
3つの内容をお知らせしています。
おそらく、『毎月のイベントのテーマ名』になっているかもしれませんね。
ただ『テーマ名』だけでは、行動に結びつきにくいのです。
なので、1つに絞って具体的に伝えたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>女性のための暮らしのギャラリー
>『店名』
>・知らないと損、お得な制度って?
>・家賃もったいないなぁ
>・資産形成って、どうしたらいいの?
>マンション購入のご相談から生活設計
>資産や投資などのライフプランづくりまで
>お手伝いします
>毎月イベント開催
>皆様のご来場おまちしております
→まず、女性に身近で関心のあるテーマに絞りたいですね。
→例えば、『家賃もったいないなぁ』が、一番よい気がします。
→もちろん、その他のテーマでもかまいません。
→テーマを1つに絞って、お客さんが、『一度相談してみようかな?』と思ってもらえるように促しましょう。
→例えば、『家賃もったいないなぁ~といつも思ってしまうあなたに』と、呼び掛けからスタートします。
→そして、『実は、約6割の女性が家賃はもったいないと思っています』と、共感できる事実を伝えるのです。
→その上で、『しかし、いざマンションを購入するとなると・・・』と続けます。
→この後、マンション選びのポイントを伝えて、行動の促しをするといいでしょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(不動産仲介店の女性の暮らし)
つも思ってしまうあなたに
実は、約6割の女性が家賃はもった
いないと思っています。
しかし、いざマンションを購入する
となると、どのように選べばいいの
か、迷ってしまいませんか?
例えば、マンション選びの目安は
◆駅から徒歩10分以内
◆3年以内の築年数
◆周辺施設の利便性と治安
◆オートロックや防犯カメラ完備
◆できれば2LDK以上など
分譲マンションが欲しいと思ったら
買う買わないは別として、まずは情
報収集が大切ですよ!
ご相談はコチラから!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『テーマ名を複数並べえること』よりも、『1つのテーマを具体的に伝えること』が今回のポイントです。
→多くの方が、1つに絞り込むことを嫌がります。
→理由は、対象者が少なくなると思うからです。
→しかし、それは誤解で、1つに絞る方が逆に相談者が多くなります。
→なぜなら、今までイメージしていなかったお客さんが、新たに関心を持ってくれるから増えるのです。
→さらに、『どんなことを相談できるのか?』が、ハッキリすると、違うテーマのお客さんが、『このテーマではないのですが、こんなテーマの相談も乗ってもらえるのですか?』となることもあります。
→伝える時は、『1つの媒体に1つのテーマ』が基本です。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則