こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
薬局店さんの『健康づくり』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
薬局店さんが、『商品名』をおすすめしている店頭看板です。
シンプルに症状を伝えて、『商品名』につなげています。
しかし、『誰に、伝えているのか?』が、分からないので必要性を感じてもらいにくいです。
この辺りを、少し付け加えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>筋肉低下
>疲れやすい
>足がつる
>スッポン卵
>牡蠣
>『商品名』
→では、誰に伝えればいいのでしょうか?
→始めに、『最近、疲れやすくなったと感じること』がある人に問い掛けます。
→そして、そのままにしておくと、大きな問題になることを伝えるのです。
→そうすると、必要性を感じてもらえます。
→その上で、『商品名』につなげればいいでしょう。
→その後、簡単な説明をして、最後は行動を促します。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(薬局店の健康づくり)
とはありませんか?
これは冷えやストレス、運動不足な
ど、誰もが抱える問題が原因です。
しかし、そのままにしておくと、免
疫力が低下して感染症のリスクが高
くなります。
そんな時は、『商品名』!
スッポン卵と牡蠣タウリンのパワー
で、日々の健康づくりをサポートし
ます。
特に今は、いつものことだからと様
子を見るのでなく、一度ご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品中心にお知らせするのでなく、『誰に、お伝えするのか?』、お客さん中心に伝えることが今回のポイントです。
→特に今は、『免疫力の低下』は避けたいと思います。
→なので、『免疫力』を意識しているお客さんに、伝える必要があるのです。
→ここが伝われば、『なぜ、お伝えするのか?』が理解できるので、必要性を感じてもらえると思います。
→『何を、お伝えするのか?』は、この後です。
→お客さんには、『誰に、なぜ、何を』、この流れで伝えてあげましょう。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則