こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
ゴルフ場店さんの『コースでの体験レッスン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
ゴルフ場店さんが、『コースでの体験レッスン』をおすすめしている店頭看板です。
紙に書いた文字とイラストを切り張りしているので、とても目立ちますね。
『〇〇始めました』と、今までに無かったサービスのようです。
ただ、お店が言いたいことはこれで分かりますが、お客さんが聞きたいことは、これだけでいいのでしょうか?
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>コースでの体験レッスン
>はじめました
>平日¥4400
>土日祝¥6600
>詳細はフロントまで
→まず、『コースでの体験レッスン』を、『誰におすすめすれば喜ばれるのか?』を考えます。
→そして、『こんな経験はありませんか?』と問い掛けるのです。
→例えば、『練習場ではそこそこ打てても、コースに出ると全くダメだった、こんな経験はありませんか?』とします。
→この後、その原因を伝えるといいでしょう。
→なぜなら、その原因の対策が、『コースでの体験レッスン』につながるからです。
→さらに、その効果と価格を伝えて、最後は行動の促しを行います。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(ゴルフ場店のコースでの体験レッスン)
スに出ると全くダメだった、こんな
経験はありませんか?
原因はコースと練習場では、芝とマ
ットの違いや細かい傾斜の有る無し
でスイングが微妙に狂うからです。
そんな方に、『コースでの体験レッ
スン』を始めました。
本番に近い環境で、実践レッスンし
ますので、上達の近道になることで
しょう。
平日1回 ¥4400
土日祝1回 ¥6600
お1人様での参加が多いため、受け
たい日時が決まったら、早めにこち
らまでご予約を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『お店が言いたいこと』をお知らせするだけでなく、『お客さんが聞きたいこと』をシッカリと伝えることが今回のポイントです。
→特に最初の投げ掛けに、『そうそう、あるある』と感じたお客さんには、このメッセージは刺さります。
→なぜなら、『コースで良いスコアを出したい』からです。
→ゴルフの上達には、正確なスイングは欠かせませんが、その都度の状況判断はもっと大切になります。
→そんな状況判断は、実践レッスンでしか身に付けることができないでしょう。
→そういう意味では、実にメリットのあるおすすめだと思います。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
次回のブログ記事は、2021年1月5日になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則