こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
アロマ専門店さんの『植物の香り』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
アロマ専門店さんが、『植物100%の香り』をおすすめしている店頭看板です。
『ヴィーガン植物フレグランス』とあるので、おそらく『植物100%の香り』のことだと思います。
このように、できるだけ分かりやすい言葉で伝えたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>『店名』
>ヴィーガン植物フレグランス
>毎日に香の贅沢を
→その上で、『植物100%の香り』を、『誰に一番伝えたいのか?』をハッキリさせて投げ掛けると、自分事になるのでメッセージ性が強くなるのです。
→例えば、『ときどき眠れなかったりふと気分が落ち込んでしまったりするあなたに』とします。
→どうでしょうか?
→このように呼び掛けるだけで、『誰に』がハッキリするので、『何を』が問い掛けやすくなるのです。
→例えば、『植物100%の香りで、イライラやストレスを解消しませんか?』とします。
→後は、商品の説明をして、行動の促しをすれば完成です。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(アロマ専門店の植物の香り)
落ち込んでしまったりするあなたに
植物100%の香りで、イライラや
ストレスを解消しませんか?
香りは、脳にダイレクトに届くため
すぐにリラックスできますよ!
ラベンダー、ローズマリー、カモミ
ール、シダーウッド、ベルガモット
など
お好みの香りで癒されたいと思った
ら、まずは店頭でお試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『どんな商品をお知らせするのか?』でなく、『どんなお客さんに伝えるのか?』が今回のポイントです。
→そうでないと、お客さんは自分事として思ってもらえないので、素通りされてしまいます。
→しかし、『こんな悩みがあるお客さんに』と呼び掛けると、そのお客さんに振り向いてもらえるのです。
→このようにお客さんをハッキリさせることを嫌うお店もあります。
→理由は、ハッキリさせると、『買ってもらえるお客さんの数が減る』と思ってしまうからです。
→しかし、イメージしやすく、届きやすくなるため、逆に増える結果になります。
→きっとお試し頂ければ、分かるはずです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則