こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
化粧品店さんの『インスタライブ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
化粧品店さんが、『インスタライブ』でセルフケアをおすすめしている店頭看板です。
コロナ騒ぎで、お客さんとの接触が難しい中、『インスタライブ』での関わりは、とてもいい考え方だと思います。
特に、美意識の高い20代~30代の女性を対象にした、『インスタライブ配信』は好評です。
『インスタライブ配信』を簡単に説明すると、
◆フォロワーに対して、リアルタイムで動画配信ができる
◆リアルタイムで見れなかった人にも、24時間以内なら動画を公開できる
◆スマホのインスタグラム画面から、『ライブ』というボタンを押して、『ライブ配信開始』というボタンを押せば、すぐに『インスタライブ配信』ができる
◆終了は、『終了』ボタンを押すだけで終われる
このようにとても簡単にできるのです。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>おうちでセルフケア
>『セルフマッサージレッスン』を行っています。
>〇月は毎週火曜日夜21:30~20分間
>◆ライブレッスンのgood point
>・視聴者は映らないから安心!
>・自由に参加出来る
>・無料!『ユーザーネーム名』
>◆あてはまったら参加してみよう
>・密かにキレイになりたい!
>・早くキレイになりたい、ケド続けられない!
>・セルフケアがんばりたい!
→まず、『誰に呼び掛けているのか?』をハッキリさせます。
→なぜなら、その方がメッセージが届きやすいからです。
→例えば、『お肌をキレイにしたいけど、セルフケアが苦手があなたに』とします。
→メッセージですから、『配信コンテンツ』に合わせて、『誰に呼び掛けているのか?』を変えましょう。
→この後は、問い掛けです。
→例えば、『インスタライブで、一緒にセルフケアしてみませんか?』と、問い掛けてみましょう。
→こうすることで、『誰に、何がしたいのか?』がイメージできるので、興味がある人は関心を持ってもらえます。
→そうしたら、『インスタライブ』が、『いつ配信するのか?』、『どんなコンテンツを配信するのか?』を伝えるのです。
→最後は、『どうすれば、配信コンテンツが見られるのか?』を伝えます。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(化粧品店のインスタライブ)
ケアが苦手なあなたに
インスタライブで、一緒にセルフケ
アしてみませんか?
毎週火曜夜21:30から約20分
『セルフマッサージレッスン』を行
っています。おうちで見ているあな
たのお顔は映りませんので、安心し
て下さい。
◆今週の配信コンテンツ◆
『マスクの下のむくみとフェイスラ
インのセルフケア』
『ユーザーネーム』から、無料で、
自由に参加できますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『何をやっているのか?』は必要ですが、『誰に対するメッセージなのか?』、まず、ここをハッキリさせることが今回のポイントです。
→お客さんは、『インスタライブ』に関心はありません。
→お客さんの関心は、『自分の悩み』です。
→だから、まず、『こんな悩みがあるあなたに』とハッキリさせることが大切になります。
→この後に、『インスタライブ』につなげて行くのです。
→『いつ配信するのか?』と、『どんなコンテンツを配信するのか?』は、必ず伝えましょう。
→例えば、『今週の配信コンテンツ』として、『マスクの下のむくみとフェイスラインのセルフケア』という具体的な内容に興味があるのです。
→このようにして、『配信コンテンツ』に合わせて、毎回、呼び掛ける相手を変えて行くことが、『インスタライブ』を成功させるコツとも言えます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則