店頭看板の事例(九州特産居酒屋店の馬刺しと焼酎) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

九州特産居酒屋店さんの『馬刺しと焼酎』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

九州特産居酒屋店さんが、『馬刺しと焼酎』をおすすめしている店頭看板です。

 

看板で、『九州の旨い名物料理と旨いお酒』が提供できると伝えています。

 

九州と言えば、『馬刺しと焼酎』が有名ですね。

 

なので、それに合わせて伝えて行きたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>サバと餃子と焼酎の旨い店

>芋20 麦5 その他6

>九州といえば焼酎!

>『店名』には焼酎計31種類

>自分に合ったお酒が見つかる!

>九州の旨い名物料理と旨いお酒

>元気なスタッフがそろった『店名』へ

>馬刺しも旨い

>最高級国産馬 (¥1890+税)

 

 

 

→最初に、『どんなお店なのか?』を伝えます。

 

→例えば、『九州の旨い名物料理と、旨いお酒が楽しめるお店』

 

→これだけで、『どんなお客さんに来て欲しいのか?』が分かります。

 

→その上で、『今週のおすすめ!』とするのは、どうでしょうか?

 

→例えば、『最高級国産馬の馬刺しと米焼酎の晩酌セット』とします。

 

→この後、価格と『なぜ、おすすめするのか?』の理由を伝えて、興味を持ってもらうのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(九州特産居酒屋店の馬刺しと焼酎)

九州の旨い名物料理と、旨いお酒が
楽しめるお店です。

今週のおすすめ!
『最高級国産馬の馬刺しと米焼酎の
晩酌セット』 ¥〇〇〇〇+税

焼酎と言えば、芋や麦と思いがちで
すが、クセやくさみがない馬刺しの
旨さとピッタリなのが、米焼酎!
まろやかな口当たりで飲みやすく、
スッキリとした後味が人気です。

『ちょっと贅沢に一杯やりたい』と
思ったら、ぜひ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→地域の特産色を出す時は、『この地域と言えば・・・』と考えて伝えることが今回のポイントです。

 

→今回は、『馬刺しと焼酎』になります。

 

→それが一緒に楽しめるように、セットメニューにしたのです。

 

→そうすると、『あっ、よさそう!』、『これ、いいかも!』と思ったお客さんに、来てもらえます。

 

→そのためには、『なぜ、おすすめするのか?』の理由が大切です。

 

→最後の『ちょっと贅沢に一杯やりたい』と書くと、価格のハードルが低くなります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則