こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
防犯用品店さんの『催涙スプレー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
防犯用品店さんが、『催涙スプレー』をおすすめしている店頭看板です。
『催涙スプレー』は、『スタンガン』や『特殊警棒』と並ぶ、代表的は護身用品になります。
中でも、『催涙スプレー』は、非力な女性に一番向いているでしょう。
しかし、その存在を知らない方が多いです。
また、例え知っていても、『どのよう使うのか?』までは、ほとんど知りません。
通常、知らないものは、ほとんど買わないのです。
そのため、この辺りを少し付け加えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>女性にもオススメ
>催涙スプレー
>護身用有ります
→まず、『どんな人におすすめなのか?』を具体的にして、呼び掛けます。
→例えば、『夜道の一人歩きが恐いと感じたことがある女性に』
→これで、この商品が必要なシーンがイメージできるでしょう。
→そうしたら、『万一の備えとして、バッグに催涙スプレーを忍ばせておきませんか?』と問い掛けます。
→このように投げ掛けると、『そうよね、あったら安心かも?』と、興味を持ち始めるのです。
→この後、『催涙スプレー』の特徴や使い方を伝えて、『どのように使うのか?』を伝えます。
→そして、最後に、必ず行動を促しましょう。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(防犯用品店の催涙スプレー)
ことがある女性に
万一の備えとして、バッグに催涙ス
プレーを忍ばせておきませんか?
催涙スプレーは、水鉄砲に近いイメ
ージです。相手の顔に腕を向けて、
親指でボタンを押すだけで、3m離
れていても命中させられます。
自然由来の成分で人体に無害です。
もしもの時、どうすればいいのか?
不安に思ったら、店内で実際に手に
取って試してみて下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→商品名だけでおすすめするのでなく、『どんなシーンで、どのように使うのか?』をハッキリさせることが今回のポイントです。
→ハッキリさせることで、商品の使い方がイメージできるので、不安を感じるお客さんほど興味を持ってもらえます。
→護身用品は、実際に使えなかったら意味がありません。
→だから、まずは、その特徴を良く知ってもらうことです。
→そして、できれば実際に試してもらえると、もっといいと思います。
→この辺りは、お店の事情もあると思いますので、できる範囲でかまいません。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則