店頭看板の事例(焼肉店のテイクアウト) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

焼肉店さんの『テイクアウト』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

焼肉店さんが、『テイクアウト』をおすすめしている店頭看板です。

 

新型コロナウイルスの影響で、お店にも多様な対応が迫られています。

 

その1つの対応策が、『テイクアウト』です。

 

これは、利用されるお客さんにも言えます。

 

なので、この辺りを少し付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>TAKE OUT

>・本格炭火焼鳥 180円~

>・揚げ物 300円~

>・丼物 480円~

>ご注文は店内まで

 

 

 

→まず、『誰に伝えるのか?』をハッキリさせます。

 

→例えば、『一杯やりたいけど、こんな時だから家飲みしようと思っているあなたに』とするのは、どうでしょうか?

 

→この投げ掛けで、『そうだよな、一杯やりたいけど、今は仕方ないよな』と思わせます。

 

→その上で、『テイクアウトの焼き鳥をおつまみにしてみませんか?』と刺激すれば、関心が持たれるのです。

 

→この後、テイクアウトの簡単な説明をして、行動を促しましょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(焼肉店のテイクアウト)

一杯やりたいけど、こんな時だから
家飲みしようと思っているあなたに

テイクアウトの焼き鳥をおつまみに
してみませんか?

焼き鳥1本1本を丁寧に仕込んで、
炭火で焼き上げていますので、テイ
クアウトしても美味しさは変わりま
せん。

少ない本数でもOKです。
本格炭火焼き鳥 1本180円~
ご注文は、店内まで!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→単に『テイクアウト』だけをおすすめするのでなく、お客さんの気持ちを察して投げ掛けてあげることが今回のポイントです。

 

→そうすることで、『我慢している欲求を』、共感しながら刺激することができます。

 

→これは、『我慢する期間』が長ければ長いほど、どんどん大きくなるのです。

 

→そうすると、『店内がダメなら、せめて自宅で!』となります。

 

→大切なポイントは、そこを刺激してあげることです。

 

→そうされることを、お客さんは無意識に望んでいます。

 

→そんなお客さんの気持ちを察してあげるのも、お店のサービスです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則