店頭看板の事例(焼肉専門店の近江牛) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

焼肉専門店さんの『近江牛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

焼肉専門店さんが、『近江牛』をおすすめしている店頭看板です。

 

『近江牛』は、『日本三大和牛の1つ』と紹介しています。

 

これは諸説あって、『日本四大和牛の1つ』のようです。

 

この辺りを使って、お客さんに興味を持ってもらいましょう。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>近江牛 祭

>日本三大の和牛の1つ

>近江牛三種盛 2980円

>(特撰ロース、特撰カルビ、中落ちカルビ、焼野菜付)

>単品もご用意しております。

>(数量限定に付き売り切れゴメン)

>おはやめにどうぞ!

 

 

 

→まず、お客さんに興味を持ってもらってから、『近江牛』を紹介します。

 

→そのために、例えば、『厳しい基準にクリアした日本四大和牛の銘柄とは?』と、問い掛けるといいでしょう。

 

→なぜなら、『何だろう?』と、考えてもらえることが多いからです。

 

→例えば、『えっと、松阪牛、それから・・・』と、こんな感じで考えてもらえたら、大成功!

 

→この後、答えを伝えます。

 

→そして、『特に、近江牛は・・・』と、近江牛につなげて説明するのです。

 

→たったこれだけのことで、近江牛に関心を持ちます。

 

→そうしたら、『近江牛の三種盛り』の紹介です。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(焼肉専門店の近江牛)

厳しい基準をクリアした日本四大和
牛の銘柄とは?

それは、神戸牛、松阪牛、近江牛、
米沢牛の4つ!
特に、近江牛は日本で最も歴史のあ
るブランド黒毛和牛で、肉質はきめ
細かく、脂は甘くて口の中でとろけ
るほど柔らかいお肉です。

そんな近江牛が、本日のおすすめ!
『近江牛の三種盛り』 2980円
特撰ロース、特撰カルビ、中落カル
ビ、焼き野菜付です。
(希少和牛のため〇〇名様のみ)
売り切れる前に、お早めにどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→いきなり『近江牛』とするよりも、『近江牛』につなげるエピソードを考えることが今回のポイントです。

 

→エピソードを知ると、『近江牛』のイメージがしやすくなります。

 

→そうすると、『どんな味がするのだろう?』と、興味が沸くのです。

 

→ポイントは、『どのように伝えればイメージしてもらえるのか?』になります。

 

→ここが具体的であればあるほど関心を持つので、後は、行動させるだけです。

 

→今回の行動のさせ方は、『希少和牛のため〇〇名様のみ』として、煽っています。

 

→行動のさせ方も色々ありますので、『どれが一番行動させやすいのか?』、試してみて下さいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則