こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
あなたは、ふと、『今のビジネスプランは、このままでいいのだろうか?』、『このままやり続けていて、大丈夫だろうか?』と、思ったことはないでしょうか?
もしも、そんなことを感じたら、次の5つのポイントを一度チェックしてみて下さい。
比較形式の内容にしていますので、チェックしやすいのではないでしょうか?
◆(A)『イヤなこと VS 嬉しいこと』
◆(B)『高くても買うお客さん VS 安くしないと買わないお客さん』
◆(C)『超高単価商品 VS 最低単価商品』
◆(D)『接客強化 VS 接客レス』
◆(E)『会っている時のフォロー VS 会っていない時のフォロー』
この5つです。
まず、(A)の『イヤなこと』から説明しますね。
大抵、『イヤなこと』とは、本当はやりたくないけど、仕方なくやっていることが多いです。
なので、あなたが今、『何が一番イヤなのか?』をハッキリさせます。
そして、『現在時点』での『一番イヤなことを止める』のです。
そうすると、おそらく問題が出て来るでしょう。
しかし、本来イヤなことですから、たとえ止めたとしても、何とかなるはずです。
そうしたら、今度は、『嬉しいこと』を考えます。
『一番イヤなことを止めたら、どんな嬉しいことにチャレンジできるのか?』を考えるのです。
『嬉しいこと』を考える場合のコツは、
(A-1)『何を一番やりたいのか?』(ゴール地点)
(A-2)『なぜそれを一番やりたいのか?』(スタート地点)
これを一緒に考えます。
そうすると、『遠いゴール地点』であったとしても、『スタート地点を意識してできる』ので、達成しやすくなるでしょう。
『現在地点』、『ゴール地点』、『スタート地点』、この3つが決まれば、あなたやお店の在り方がハッキリするはずです。
次に、(B)の『高くても買うお客さん』と『安くしないと買わないお客さん』のどちらか一方しか選べないとしたら、『どちらを選べばいいのか?』と考えます。
『このままで、大丈夫だろうか?』と不安になる一番の原因は、このターゲットの選び方にブレがあるからです。
なので、どちらかに絞り込む必要があります。
今の段階では、絞り込むだけで十分です。
(C)の『超高単価商品』と『最低単価商品』については、まず、現在の『最低単価』の商品を、『もしも止めるとしたら、どうなるだろうか?』と考えます。
これが廃止できれば、一気に仕事量が減り、スタッフさんがラクになるはずです。
そして、平均単価も一気に上がることでしょう。
さらに、現在の『最高単価』の商品の10倍の商品を考えてみるのです。
これは、実際に価値提供できる商品を作ることが大切で、売れるか売れないかは、あまり問題ではありません。
これをすると、お店の格を上げることができ、既存の商品の価値も引き上げてくれることでしょう。
すると、平均単価は、ぐ~んと上がります。
(D)の『接客強化』と『接客レス』については、お客さんに対する『スタッフさんの接し方をどうするのか?』のチェックです。
カウンセリング等の時間を多くとって『接客強化』するのか、タッチパネル等の機器を導入して『接客レス』にするのか、考える必要があります。
ビジネスプランにおいて、今、スタッフさんの存在は、とても大きいです。
なので、どのような接し方をするのか、ハッキリさせましょう。
これは、先程の『どんなターゲットを選ぶのか?』とも関係します。
最後、(E)の『会っている時のフォロー』と『会っていない時のフォロー』は、お客さんとの関わり方の問題です。
今は、お客さんと『会っている時のフォロー』は当たり前になっています。
なので、これからは、お客さんと『会っていない時のフォロー』が、もっともっと大切になって来るのです。
では、『会っていない時のフォロー』を、どうすればいいのでしょうか?
ここを考えて下さいね。
例えば、『手書きハガキを使って、個別に感謝を伝える』とか、『メルマガやブログで、お役立ち情報をこまめに発信する』とかです。
これができるようになると、お客さんがリピートしやすくなるので、集客があまり困らなくなります。
以上が、5つのチェックポイントです。
非常に簡単に説明しましたが、それでも、『何をチェックしなければいけないのか?』は、何となく伝わったのではないでしょうか?
『今のビジネスプランは、このままでいいのだろうか?』と思ったら、一度チェックしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則