店頭看板の事例(養蜂店のゆず茶) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

養蜂店さんの『ゆず茶』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

養蜂店さんが、『ゆず茶』をおすすめしている店頭看板です。
 
現状の看板では、『マヌカハニー』も一緒におすすめしています。
 
いつも言っていることですが、できれば1つの看板で1つの商品を伝えるといいでしょう。
 
理由は、お客さんにメッセージが届きやすくなるからです。
 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>WINTER SALE
>話題のマヌカハニー
>最大35%OFF
>『店名』養蜂場
>ゆず茶
>国産ゆずとはちみつ
>だけで作りました!
>寒い季節にほっとひと息
 
 
 
→今回は、『ゆず茶』の情報をあまり変えずに伝えたいと思います。
 
→やり方は、現状で伝えている流れの順番を変えるだけです。
 
→現状では、(1)『店名養蜂場』、(2)『ゆず茶 国産ゆずとはちみつ・・・』、(3)『寒い季節にほっとひと息』の流れになっています。
 
→それを、(3)→(2)→(1)にするのです。
 
→例えば、(3)『寒い季節に、ほっとひと息しませんか?』と投げ掛けます。
 
→そして次は、(2)『そんな時ぴったりなのがゆず茶』と続けるのです。
 
→最後は、行動の促しを入れて、(1)『店名、電話番号、営業時間』にするといいでしょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(養蜂店のゆず茶)
寒い季節に、ほっとひと息しません
か?

 

そんな時ぴったりなのが『ゆず茶』
国産ゆずと、はちみつの王様マヌカ
ハニーだけで作りました!

『体を温めたいな~』と思ったら、
ぜひどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『お店が言いたいこと』から書くのでなく、『お客さんが聞きたいこと』から書くことが今回のポイントです。
 
→今回の店頭看板の目的は、ズバリ『入店』になります。
 
→であれば、『どんな状態のお客さんに、入店してもらいたいのか?』を、まず伝えなければいけません。
 
→お客さんにとって聞きたいことの順位付けで、『店名』は1番ではないのです。
 
→だから、(1)→(2)→(3)の流れを、(3)→(2)→(1)の流れにする方が、お客さんに伝わりやすくなります。
 
→ちょっとしたことですが、お客さんがお店の前を通り過ぎるのは、ほんの一瞬です。
 
→その一瞬で勝負が決まると思って下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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