店頭看板の事例(エステサロン店のヒゲ脱毛) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

エステサロン店さんの『ヒゲ脱毛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

エステサロン店さんが、『ヒゲ脱毛』などをおすすめしている店頭看板です。
 
現状の看板には、『肩こり』、『目疲れ』、『脱毛』、『美肌』と、複数のメニューをお知らせしています。
 
POPを貼りつけて、『メンズ脱毛(ヒゲ、上半身、脚)』を、特に強調したいようです。
 
このように色々なメニューを一度にお知らせしたい気持ちは分かります。
 
確かに、来るか来ないか分からない『見込み客』には、有効かもしれませんね。
 
しかし、来てもらえる可能性のある『成約客』には、これでは届かないのです。
 
では、どうすればいいのでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ビジネスパーソン専門
>・リラクゼーション(肩こり、目疲れ)
>・エステ(脱毛・美肌)
>肩こりから脱毛まで、お体のことは
>おまかせ下さい
>ビジネスマンに清潔感を
>メンズ脱毛
>ヒゲ、上半身、脚
>各¥8800(税別)
 
 
 
→来てもらえる可能性のある『成約客』に届くようにするには、『誰に、何を、伝えたいのか?』、ハッキリ絞り込まなければいけません。
 
→例えば、『メンズ脱毛』の中の『ヒゲ脱毛』に絞り込みます。
 
→このように書くと、『下手に絞り込むと対象が減ってしまう』と、心配される方が多いです。
 
→確かに、心配されるように、『見込み客』は減るでしょう。
 
→しかし、ハッキリ絞り込んでメッセージを届かせると、『成約客』は逆に増えるのです。
 
→もちろん、『ヒゲ脱毛』以外のメニューも、別の看板でハッキリ絞り込んで伝えなければいけません。
 
→その中で、『どの看板が一番反応が良いのか?』をチェックしてみて下さい。
 
→一部のメニューの看板の反応が良ければ、その看板を頻繁に出せばいいのです。
 
→おそらく、複数のメニューを書いた看板よりも、反応が良くなると思います。
 
→そんな訳で、今回は、『ヒゲ脱毛』です。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(エステサロン店のヒゲ脱毛)
毎朝のヒゲ剃りが面倒なビジネスマ
ンのあなたに

シッカリ剃ったはずなのに夕方にな
ると、もう生え始めていることって
ないですか?

そんな方には、『ヒゲ脱毛』がおす
すめです。ヒゲの本数を減らすこと
で、ヒゲ剃り時間をぐ~んと短縮!

また、ヒゲが薄くなるので見た目も
若々しくなり、清潔感も出ますよ。

濃いヒゲで困ったら、こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→複数のメニューをお知らせするより、1つのメニューに絞り込んでメッセージを伝えることが今回のポイントです。
 
→今回のように、『ヒゲ脱毛』に絞り込むと、『毎朝のヒゲ剃りが面倒なビジネスマンのあなたに』と、伝えたい相手がハッキリします。
 
→そんな相手がハッキリすれば、その相手が困っているシーンを問い掛ければいいのです。
 
→そのシーンを思い出してもらえると、興味を持ってもらえます。
 
→そうすれば、メニューのおすすめができるのです。
 
→このように、『興味を持ってもらってからのおすすめ』が、とても大切になります。
 
→これができれば、後は、『どんな結果になるのか?』、『どんなことを感じたら、行動すればいいのか?』を伝えましょう。
 
→たったこれだけで、一定数の成約客が現れます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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