店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのアイ&ショルダー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

リラクゼーションサロンさんの『アイ&ショルダー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

リラクゼーションサロンさんが、『アイ&ショルダー』のケアをおすすめしている店頭看板です。
 
内容を見ると、3つの商品メニューがあります。
 
多くの商品メニューをお知らせしたい気持ちは分かりますが、できれば1つに絞りたいですね。

そうしないと、単に売り込み情報になってしまいます。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>目と肩のお疲れに 単品OK
>アイ&ショルダー 5分723円
>ホットアイマスクで、じんわリラックス
>・ボデイケア40分+アイ&ショルダー20分7292円
>・ヘッドショルダー15分+アイ&ショルダー15分3819円
 
 
 
→まず、『アイ&ショルダー』コースに絞ってお伝えしますね。
 
→そして、『どのような現状のお客さんに、呼び掛けるのか?』をハッキリさせるのです。
 
→例えば、『ついつい長時間、スマホを見続けてしまうあなたに』とします。
 
→なぜなら、このようなお客さんに、『アイ&ショルダー』コースがピッタリだからです。
 
→このように、冒頭で『誰に』をハッキリさせないと、読まれないと思って下さい。
 
→次に、『こんなシーンはありませんか?』と、刺激します。
 
→例えば、『何となく目が重い、しょぼしょぼする時ってありませんか?』とするのです。
 
→この2つの投げ掛けで、『あるある』と思ったお客さんにだけ、『アイ&ショルダー』コースの情報を読んでもらいます。
 
→それと、『5分723円』は短すぎて、効果が分かりにくいです。
 
→おそらく、『見た目の安さ』を意識したのでしょうが、ここは、効果を感じやすい『15分2169円』くらいにしたいと思います。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロンのアイ&ショルダー)
ついつい長時間、スマホを見続けて
しまうあなたに
何となく目が重い、しょぼしょぼす
る時ってありませんか?

 

それは、知らないうちに目が疲れて
いるからです。

そんな時は、ホットアイマスクで、
じんわりリラックスの『アイ&ショ
ルダー』コース 15分2169円

日頃から使い過ぎている目を休ませ
て、目からくる首肩の疲れを同時に
ほぐすコースです。目が疲れたな~
と感じたら、ご利用下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→複数の商品メニューのお知らせするのでなく、1の商品メニューに絞って、『誰に、何を』をハッキリ伝えることが今回のポイントです。
 
→そうすることで、本当におすすめしたいお客さんに、その商品メニューの効果を経験してもらうことができます。
 
→お客さんは、商品メニューのことには全く興味はありませんが、自分の身体のことには興味があるのです。
 
→なので、『ご自分の身体のことですよ!』と、刺激する必要があります。
 
→そのためには、1の商品メニューに絞らなければ、刺激できません。
 
→ここが分かれば、『他の商品メニューは、どんなお客さんにおすすめすればいいのか?』が見えて来ますので、次回の看板でおすすめして下さい。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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