こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
アクセサリー店さんの『金属アレルギー対応』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
新規オープンのアクセサリー店さんが、『金属アレルギー対策』をおすすめしている店頭看板です。
アクセサリー店さんの『金属アレルギー対応』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】
新規オープンのアクセサリー店さんが、『金属アレルギー対策』をおすすめしている店頭看板です。
とてもシンプルに、商品とサービスをお知らせしています。
文面だけをみると、全て無料で『金属アレルギー対策』をしてもらえそうですが、実は、交換費だけが無料で、交換パーツは有料です。
当たり前と言えば、当たり前と言えます。
しかし、この呼び掛けでは、価格に敏感なお客さんだけを集めてしまい、客単価が上がらない結果となるでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか?
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>NEW OPEN
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>NEW OPEN
>□イヤリングパーツ
>□金属アレルギー対応パーツ
>無料で交換いたします
→まず、対象としているお客さんに呼び掛けましょう。
→例えば、『金属アレルギーがあるあなたに』
→『好きなデザインのピアスやイヤリングをつけたくてもつけられないことってありませんか?』
→『実は、肌に当たる部分を金属アレルギー対応のパーツに交換すれば、大丈夫なんです』
→日本では、10人に1人が『金属アレルギー』と言われています。
→なので、10人に1人のお客さんが、刺激を受けるのです。
→このように書くと、『それでは、客数が減る』と感じる人がいます。
→ところが、現実はそのようにはなりません。
→なぜなら、『このお店は、このようなことも、しっかり対応してもらえるところなんだ』と、『金属アレルギー』でないお客さんにも、信頼されやすくなるからです。
→なので、対象としているお客さんをハッキリ決めて、メッセージを伝えることが、とても大切になります。
→この後、価格のことを少し書いて、行動につなけるといいですね。
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(アクセサリー店の金属アレルギー対策)
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
◆店頭看板の事例(アクセサリー店の金属アレルギー対策)
金属アレルギーがあるあなたに
ギー対応のパーツに交換すれば、大
丈夫なんです。
で意外と安く、チタンならもっとリ
ーズナブルになりますよ!
店内でお気に入りを見つけたら、一
度ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
好きなデザインのピアスやイヤリン
グをつけたくてもつけられないこと
ってありませんか?
実は、肌に当たる部分を金属アレル
ギー対応のパーツに交換すれば、大
丈夫なんです。
18金のパーツでもパーツのみなの
で意外と安く、チタンならもっとリ
ーズナブルになりますよ!
店内でお気に入りを見つけたら、一
度ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→シンプルに商品とサービスだけを知らせるのでなく、対象となるお客さんをハッキリ決めてメッセージを伝えることが今回のポイントです。
→そうしないと、『単にモノを売るだけのお店』と、感じられてしまいます。
→そうすると、どうしても『価格中心』になり、低価格がアピールポイントになるのです。
→『無料で交換いたします』と現状看板で伝えているのは、無意識にそのような考え方になっています。
→これは、とても怖い考え方です。
→この考え方では、高単価な商品が売れません。
→なので、『価値中心』の考え方に変える必要があるのです。
→そのための1つの方法が、『対象となるお客さんをハッキリ決めてメッセージを伝える』ことになります。
→これをすると、『1人ひとりのお客さんに対応しよう』という気持ちになるので、個別対応の意識が強くなるでしょう。
→個別対応すると、そのお客さんの『価値』を高めて喜ばれようとなるので、『価格中心から価値中心へ』変わり出します。
→どうでしょうか?
→一度試してみても損しませんよ!
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
(無理な勧誘はしませんので、安心してご相談下さい)