お客さんを行動させるポイントは3つ! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。




多くのお客さんは、毎日同じような行動を繰り返しています。

 

そんな中、一部のお客さんだけ、『このままでは、マズイ!』と、『現状に疑問を持つ』のです。

 

しかし、ただ疑問を持っただけの『悩みを持ったまま』では、なかなか行動できません。

 

結果、悩み続けることになります。

 

これは、変な話、現状を変える行動をするよりも、悩み続ける方がラクなのです。




そんなお客さんを、そのままにしてはいけません。

 

では、どうすればお客さんに、行動してもらえるようになるのでしょうか?

 

それは、お客さんの『悩み』を『痛み』に変えてあげることです。



どういうことがと言うと、

 

『悩み』とは、どこか他人事のような感じで、『こうなればいいのにな~?』と思っています。

 

だから、悩み続けられるのです。

 

ところが、『痛み』は、今、ここで、起こっている自分事なので、『今すぐ、何とかしなければ・・・』となります。

 

 

 

やることは簡単です。

 

 

 

『悩み』があるお客さんに、『どんな時、どこで、その悩みを感じるのか?』

 

これを、具体的なシーンになるように聞けばいいだけです。

 

 

具体的なシーンまでハッキリさせて、『現状の疑問』を思い出してもらいます。

 

そして、その時の気持ちが、『イヤだ!』、『辛い!』と感じてもらえれば、『悩み』が『痛み』に変わるのです。

 

 

これだけのことですが、この簡単な行動をスタッフさんが積極的にやりません。

 

だから、お客さんが悩み続けるのです。

 

 

 

 

では、『悩み』が『痛み』に変わったお客さんは、次に何を求めるでしょうか?

 

これを、商品だと勘違いするスタッフさんがいますが、まだ早いのでこれでは失敗します。

 

なぜなら、お客さんは感覚的には違和感を感じていても、頭の中ではまだ納得していないからです。

 

 

いきなり商品をすすめると、はぼ間違いなく『断りの言い訳』が返って来ます。

 

 

なので、『言い訳できない状況』にしなければいけません。

 

そのための方法は、『結果につながる原因』をズバリ言い切ります。

 

 

この『結果につながる原因』を聞いて、『なるほど、そうか、そうだったのか!』となれば、言い訳ができないのです。

 

その原因の解消のための手段として、商品をお知らせすれば、受け入れてもらいやすくなります。

 

 

その時の納得させやすいコツは、感覚的なことと、頭の中の思考的なことをつなげるのです。

 

 

<例えば>

 

◆身体の一部を触ることができる場合

 

『ここが、このようになっていますね』

 

『これは、このようなことが原因です!』

 

『これを解消すれば、きっとこのようになります』

 

 

こんな感じで伝えてあげると、納得してもらいやすいです。

 

 

 

◆身体の一部を触ることができない場合

 

『お顔の表情が、このように見えます』

 

あるいは、

 

『上半身の姿勢が、こんな感じになっています』

 

『これは、このようなことが原因です!』

 

『これを解消すれば、きっとこのようになります』

 

 

 

このように伝えるだけで、お客さんは納得しやすくなるのです。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

お客さんを行動させるポイントは3つ!

 

◆(1)『現状に疑問を持たせること』

 

◆(2)『悩みを痛みに変えること』

 

◆(3)『結果につながる原因を伝えること』

 

 

この3つです。

 

ここを意識して、お客さんと接するとお客さんの悩みが無くなるので、とても感謝されますよ!



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則