店頭看板の事例(自然食品店の温熱治療器) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

自然食品店さんの『温熱治療器』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

自然食品店さんが、『温熱治療器』のお試しをお知らせしている店頭看板です。
 
健康への一環として、食以外のことへの働きかけは、とてもいいことだと思います。
 
商品中心になっている内容を、ちょっとだけお客さん寄りにしたいですね。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>温熱治療器に
>冷えた状態ってっどうでしょう
>これから気温も湿度も上がります
>でも、冷房などで体が冷えると・・・
>・血管が縮み、循環が悪く
>・体のリズムがくずれる
>・機能低下
>・体が硬く疲れやすい
>なんてことも・・・今日から
>3日間だけお試し可能
>あっためますよ~
 
 
 
→お客さん寄りにするには、どうすればいいのでしょうか?
 
→簡単な方法が、問い掛けです。
 
→例えば、『夕方になると、疲れが溜まりやすくなりませんか?』と問い掛けるだけで、お客さん寄りになります。
 
→なぜなら、お客さんの立場になっているからです。
 
→次に、『原因は・・・』と、問い掛けた内容に答えます。
 
→そして、『温熱治療器』のお試しにつなげましょう。
 
→簡単な説明をして、最後は必ず行動の促しをします。
 
→なぜなら、行動の促しをしなければ、行動できない人が多いからです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(自然食品店の温熱治療器)
夕方になると、疲れが溜まりやすく
なりませんか?

 

原因は、冷房などによる冷えと筋肉
の疲労で、血流が悪くなっているか
らです。

そんな時は、温熱治療器!
疲れが溜まりやすい足、腰、背中、
肩など、コリや痛みがあるポイント
を温めることで血流の低下を改善し
ます。

今日から3日間、お試しOKです。
ちょっと疲れたな~と感じたら、我
慢せず、お気軽にご利用下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→どうしても商品中心になりそうだったら、まずお客さんに問い掛けることをおすすめします。
 
→できれば、お客さんと共感できる問い掛けがいいですね。
 
→たったこれだけで、お客さんとの距離感が縮まります。
 
→この最初の共感がとても大切なポイントで、お客さんとの距離感が縮まると、お客さんは自分事と感じるからです。
 
→自分事に感じてもらうと、商品にとてもつなげやすくなります。
 
→そして、最後の行動の促しも大切です。
 
→ここもお客さんと共感できることで促すといいでしょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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