店頭看板の事例(農産物直売所のご案内) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

農産物直売所さんの『ご案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

農産物直売所さんが、『ご案内』している店頭看板です。
 
現状看板で、5品目の商品をおすすめしています。
 
メニューとして、これはこれで必要です。
 
しかし、それよりも、『この直売所には、どんな特徴があるのか?』、『ここで買うと、どんないいことがあるのか?』などをハッキリと伝えた方がいいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Welcome
>いつも直売所をご利用いただきありがとうございます。
>・生花も入荷しております。
>・スウィートコーンいかがですか?
>焼いても、ゆでても、甘くて
>・毎日手作りパン
>作りたてをどうぞ、『店名』で作りました!
>・じゃがいも
>ポテトサラダやじゃがバターなど
>色々な美味しいレシピがいっぱいあります!
>じゃがいも三人組
>・『地域名』の特産品淀苗もでています。
 
 
 
→まず、『ここで買うと、どんないいことがあるのか?』で投げ掛けてみましょう。
 
→そして、それは、『この直売所に、こんな特徴があるから』と、答えます。
 
→できれば、3つくらいの特徴があればいいですね。
 
→これらが伝わると、『ここ、いいかも』、『何があるのかしら?』と、興味を持ってもらえます。
 
→商品メニューが必要なのは、入店後です。

→なので、商品メニューは、店内にあってもかまいません。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(農産物直売所のご案内)
直売所の野菜は、どうして通常より
2~3日長持ちすると思いますか?

それは、契約農家さんが食べ頃を見
計らって収穫し、すぐさま袋詰めし
て、入荷されるからです。

今、ここでしか食べられない新鮮な
旬の野菜を、いつも沢山お届けでき
ます。

農家さんの顔と名前があるこだわり
の新鮮野菜を、一度手に取ってみて
下さいね!
『地域名』農産物直売所
『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『商品メニュー』をお知らせするのでなく、『お店の違いや良さ』を、まず伝えることが今回のポイントです。
 
→ここが、結構大切になります。
 
→なぜなら、ここが伝われば、『価格より価値』が優先されるからです。
 
→そうなると、もうスーパーの野菜が買えなくなります。
 
→そんな顔の見える野菜を欲しがるお客さんが、一定数いるのです。
 
→そのお客さんに、メッセージを届けてあげて下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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