店頭看板の事例(居酒屋店のプチ宴会) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

居酒屋店さんの『プチ宴会』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

居酒屋店さんが、『プチ宴会』をおすすめしている店頭看板です。
 
5~6名様から、最大50名様までの宴会ができることをお知らせしています。
 
おそらく、『何でもできます』と幅広くお知らせしたいのでしょう。
 
しかし、今は、『何でもできますは、何にもできない』につながるので、注意が必要です。
 
なので、どちらか1つに絞って伝えると効果があります。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>歓送別会は、『店名』で!
>5~6名様のプチ宴会や
>最大50名様くらいの宴会など
>掘りごたつの座敷でご用意できます!
>席の空き状況、ご予算などのご相談はスタッフまで
>ご予約おまちしております。
 
 
 
→では、『プチ宴会』と『大宴会』のどちらをおすすめすればいいのでしょうか?
 
→言い方を変えると、『どちらが今、人気なのか?』です。
 
→やっぱり今は、『プチ宴会』でしょう。
 
→理由は、大勢だとコミュニケーションが面倒になるからです。
 
→この辺りを、メッセージとして伝えていきたいと思います。
 
→それと、『個室の良さ』も一緒に伝えるといいですね。

→最後は、行動の促しも忘れずに!



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(居酒屋店のプチ宴会)
昔は、ビール片手に皆でワイワイ楽
しむ大宴会が多かったですが・・・
今は、気を遣わない友達同士で周り
を気にせず、ゆっくり楽しむプチ宴
会が人気です。

個室なので、話が盛り上がりすぎて
大声になっても大丈夫ですし、内緒
話を周りの人に聞かれる心配もあり
ません。

個室は、5~6名様までです。

週末は混みあいますので、ご予約は
お早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→お店が言いたいことを中心にお知らせするのでなく、お客さんが聞きたいことを中心に伝えることが今回のポイントです。
 
→それと、お客さんに伝えることは、『1つの看板で、1つのメッセージ』になります。
 
→今回の場合は、『プチ宴会』だけをお伝えしましょう。
 
→なぜなら、今は、選ぶ情報が多いほど、面倒になるお客さんが増えているからです。
 
→『あれも、これも』とお知らせすると、読んでもらえません。
 
→なので、1つに絞って、しっかりとメッセージを伝える必要があります。
 
→このように考えると、『大宴会』を伝える場合は、メッセージの内容が変わってくるはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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