店頭看板の事例(ベトナム料理店のバインミー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

ベトナム料理店さんの『バインミー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

ベトナム料理店さんが、『バインミー』をおすすめしている店頭看板です。
 
商品中心のお知らせになっています。
 
しかし、これでは『来店のきっかけ』が弱いので、なかなか行動してもらえません。
 
そこで、『来店のきっかけ』を用意するのです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ベトナムBグルメ→東へ2ブロック
>バインミー 300円~
>揚げ春巻き 100円~
>タピオカもあります。
>・ミルクティ
>・マンゴー
>・抹茶
>・グレープ
>・コーヒー
>野菜たっぷりヘルシー
>お肉ギッシリボリューミー
>『店名』
 
 
 
→では、『来店のきっかけ』は、どのようにすればいいのでしょうか?

→簡単な『来店のきっかけ』が、生活シーンによる問い掛けです。
 
→例えば、『いつもと違うランチが食べたくなった時、ベトナムB級グルメはいかがですか?』と、お客さんの生活シーンで問いかけるのは、どうでしょうか?
 
→この問い掛けに、『そうね、たまには違ったランチもいいわね』となれば、『来店のきっかけ』になります。
 
→そのようになるために、補足の情報を伝えなければいけません。
 
→そのためには、ランチで一番食べて欲しい商品を紹介します。
 
→例えば、『バインミー』などです。
 
→さらに、『一緒に頼むと、さらにベトナム感があるもの』も紹介しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ベトナム料理店のバインミー)
いつもと違うランチが食べたくなっ
た時、ベトナムB級グルメはいかが
ですか?

 

特に、ベトナムのサンドイッチのバ
インミーは侮れません。

香ばしく焼きあがったフランスパン
が絶品で、外がカリッと中はもっち
り。たっぷりの野菜やお肉のボリュ
ウーム感が大人気!

一緒にタピオカミルクティーや揚げ
春巻きを頼むと、ベトナム感がある
ランチタイムになりますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に、商品のみをお知らせするのでなく、『来店のきっかけ』を伝えることが今回のポイントです。
 
→『来店のきっかけ』を伝えることで、お客さんが選びやすくなります。
 
→それくらい今は、『選ぶことが、面倒くさい』と考えているお客さんが多いです。
 
→なので、『こんなこと思った時は、こんなこといかがですか?』と問い掛けると、とても選びやすくなります。
 
→『これがいい』と思うか、『これでいい』と思うかは、その時の感じ方次第ですが、それでも選びやすくなるのは事実です。
 
→今は、情報発信しているだけだと、逆に選びずらくなっています。
 
→だから、選びやすいような情報発信が必要です。

→そのためには、『来店のきっかけ』を作ることで、問い掛けるお客さんを絞り込まなければいけません。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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