お客さんの情報を整理すると業績につながる | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。



お店では、お客さんに関する情報の『インプット』と『アウトプット』が大切です。

 

ここで言う、『インプット』とは、情報収集のことで、『お客さんからどんな情報を集めるのか?』を言います。

 

また、『アウトプット』とは、情報共有のことで、『お客さんといかに情報を共有したのか?』、お客さんの受け取り方が大切です。

 

なので、単に商品の情報だけを、お客さんに伝えただけでは、『アウトプット』とは言いません。

 

 

 

この『インプット』と『アウトプット』が上手くできているお店ほど業績が良くなります。

 

なぜなら、目の前のお客さんの問題解決だけでなく、同じような問題を抱えているお客さんにも、目の前のお客さんから『インプット』した情報を、分かりやすく『アウトプット』できるので、他のお客さんの問題解決ができるからです。

 

 

 

しかし、この『インプット』と『アウトプット』が上手くできないお店が多くあります。

 

上手くできない理由は、ズバリ『整理』ができていないからです。

 

上手く『整理』ができないので、『何をインプットすればいいのか?』、『どのようにアウトプットすればいいのか?』が、理解できません。

 

 

理解できないのは、単に『整理』するための基準や要素を知らないだけのことです。

 

『整理』するための基準や要素で有名なのが、『5W1H』になります。

 

ただし、単に『5W1H』の要素だけ分かっていても使いにくいでしょう。

 

なので、3つの基準に分けて『整理』します。

 

 

まず、

 

◆(A)『いつ』『どこで』『誰が』

 

この3つの要素で、お客さんを絞り込みます。

 

『どんな時期なのか?』

 

『どんな場面なのか?』

 

『どんな事情なのか?』

 

ここをハッキリさせて、そのお客さんが抱えている問題を『整理』してあげるのです。

 

 

次に、

 

◆(B)『何を』『どうする』

 

この2つの要素で、(A)のお客さんの問題を解決してあげます。

 

そのために、

 

『(A)のお客さんが求める結果は、何なのか?』

 

『その結果につながる原因は、何なのか?』

 

『その原因を解消する手段は、何なのか?』

 

を『整理』するのです。

 

 

 

そして、

 

◆(C)『なぜ』

 

この1つの要素が、最近特に大切になっています。

 

なぜなら、お客さんが抱えている問題が解決しない一番の原因が、『行動しないこと』だからです。

 

『なぜ、お客さんが行動しないのか?』

 

この要素をハッキリさせないと、『どんなにこの商品を使えば、問題が解決します』と、必要性を伝えてもダメなのです。

 

では、『お客さんが行動しない原因は何でしょうか?』

 

それは、大きく分けると2つです。

 

(1)『好き・嫌いの価値観』

 

(2)『痛み・快楽の本能』

 

この2つが影響します。

 

 

『行動しない原因』となるのが、『嫌いの価値観』と、『痛みの本能』です。

 

逆に、『好きの価値観』と、『快楽のホンの』は、『行動する原因』となりえます。

 

ここを上手く『整理』してあげるのです。

 

すると、『行動するきっかけ』になります。

 

 

しかし、この『なぜ』の要素が、お客さんによって微妙に違いがあるので厄介なのです。

 

なので、同じような問題を抱えていても、『なぜ』を『整理』してあげなければ行動できません。

 

 

 

 

これらの基準や要素を理解して、『インプット』→『整理』→『アウトプット』という流れで、情報を処理すると、お客さんと上手にコミュニケーションができるはずです。

 

 

そうすると、お客さんに喜ばれながら、業績アップができるでしょう。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則