お客さんを全て同じと見てしまうから上手く行かない | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。



お客さんは、『〇〇したい』という『願望』があっても、『〇〇できない』と『対策』が打てなくて悩んでいる方が多いです。

 

『対策』が打てない内訳は、

 

◆(1)『そのやり方が、分からない』

 

◆(2)『そのやり方が、間違っている』

 

◆(3)『やり方は正しいが、その量が足りない』

 

◆(4)『周りの環境が悪くて、行動できない』

 

などです。

 

 

 

これは、『願望の有無』や『対策の内容』によって、お客さんのタイプが違うことを意味します。

 

 

<例えば>

 

『かわいい服を着てチヤホヤされたい』という『願望の有無』や『そのやり方の内容』によって、タイプを分けるとすると、

 

 

 

◆(Aタイプ)『チヤホヤされたいので、ダイエットできるから、すでにやっているお客さん』

 

◆(Bタイプ)『チヤホヤされたいけど、ダイエットできないので、悩んでいるお客さん』

 

◆(Cタイプ)『チヤホヤされたくないので、ダイエットできるけど、何もしないお客さん』

 

◆(Dタイプ)『チヤホヤされたくないし、ダイエットもできないので、無関心なお客さん』

 

 

 

このようにタイプ分けすると、それぞれのお客さんへの対応が変わってくるのです。

 

この中で、まずお店が集めたいお客さんは、『願望の有るお客さん』になります。

 

しかし、いくら『願望』があったとしても、(Aタイプ)のお客さんは、すでに行動していますので、その結果が出るまでは興味を持ってもらえません。

 

ところが、(Bタイプ)のお客さんは、『願望』があるけど、『対策』が打てていないので、狙い目になります。

 

この場合、『対策』が打てない内訳は、先程の(1)の『やり方が、わからない』か、(2)の『やり方が、間違っている』かのどちらかが多いです。

 

なので、正しいやり方の方法や手順を教えてあげる必要があります。

 

 

 

もしも、(3)の『やり方は正しいが、その量が足りない』や、(4)の『周りの環境が悪くて、行動できない』場合は、その習慣や環境を整えて、サポートしてあげればいいのです。

 

 

 

(Bタイプ)のお客さんは、『チヤホヤされたい願望が強い』ので、何とか叶えたいと思っています。

 

そのため、それに必要な情報を探していることが多いです。

 

なので、まずは、『ダイエットの方法や手順の情報』を無料で伝えます。

 

 

これにより、『チヤホヤされたい願望が強いお客さん』を集めることができるのです。

 

その上で、『習慣作りや環境作り』を有料でサポートすれば、喜ばれます。

 

なぜなら、『チヤホヤされたい願望が強い』からです。

 

 

 

 

では、『願望の無いお客さん』の場合は、どうすればいいのでしょうか?

 

(Dタイプ)の無関心のお客さんは、何をしても難しいです。

 

しかし、(Cタイプ)のお客さんは、『ちょっとした体験』がきっかけで、『隠れた願望』に気付くことがあります。

 

もちろん、体験しても、(Cタイプ)のまま何も変わらないこともありますが、『隠れた願望』に気付くこともあるのです。

 

 

そうすれば、『方法や手順の情報』を提供したり、『習慣や環境』をサポートしたりできます。

 

 

 

このように『願望』や『対策』の組み合わせに合ったアプローチで、お客さんに興味を持ってもらうことができるのです。

 

そのためには、まず、『お客さんがどのタイプの方なのか?』、話を聞いてハッキリさせる必要があります。

 

そして、それぞれのタイプに合った対策を打てば、お客さんに喜ばれるのです。

 

 

 

一番やってはいけないのは、お客さんは全て同じと見てしまうことになります。

 

ご注意を!




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則