店頭看板の事例(歯科医院の唾液検査) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

歯科医院さんの『唾液検査』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

歯科医院さんが、『唾液検査』をおすすめしている店頭看板です。
 
『唾液検査』があることを、この看板で初めて知りました。
 
私のように初めて知る方も多いと思いますので、そんな時は、『誰におすすめなのか?』からスタートすると、イメージしやすいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』
>唾液検査してみませんか?
>あなたのお口の状態をたった5分で・・・
>なぜ虫歯になりやすいのか?
>なぜ歯周病になりやすいのか?
>なぜ口臭がするのか?
>わかりやすく数値化して、その場で
>測定結果をお渡しします!
>結果からそれぞれに合ったセルフケアを
>ご提案します。
>1回1500yen
 
 
 
→『唾液検査してみませんか?』と、ストレートに問い掛けるのもいいですが、『こんなこと思ったことありませんか?』と、おすすめしたい相手に問い掛けた方がいいと思います。
 
→なぜなら、問い掛けに答えることで、『必要性』が出るからです。
 
→今回のような『あまり知らない商品』には、『必要性』は大切になります。
 
→『知らない商品』でも、『必要性』があれば興味が出て来るからです。
 
→興味が出た後は、商品の説明をします。
 
→そして、最後は行動の促しです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(歯科医院の唾液検査)
ちゃんと歯磨きしているのに、なぜ
虫歯や歯周病になるのか、不思議に
思ったことはありませんか?

実は、唾液の量や質が原因している
ことがあるんです。

唾液検査することでそれらを数値化
し、虫歯や歯周病のリスクを予防す
ることができます。たった5分で検
査でき、痛みもありません。 
1回 ¥1500

お口の状態が気になったら、ぜひご
相談下さいね。
『店名』『電話番号』『受付時間』




【今回のポイント】

→『商品メニュー』をストレートに投げ掛けるのでなく、『おすすめしたい相手』に投げ掛けて『必要性』を伝えることが今回のポイントです。
 
→『おすすめしたい相手』がハッキリして、その『必要性』が分かれば、自分事になるお客さんが現れます。
 
→そのお客さんだけに、『商品メニュー』を伝えればいいのです。
 
→いきなり『商品メニュー』から投げ掛けると、そうでないお客さんにも伝えるので、メッセージが広くなり過ぎて伝わりにくくなります。
 
→メッセージが伝われば、『たった5分で痛みもないのであれば、やってみようかな』と思うお客さんに刺さるはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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