店頭看板の事例(婦人服専門店のフォーマルスーツ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

婦人服専門店さんの『フォーマルスーツ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

婦人服専門店さんが、『フォーマルスーツ』をおすすめしている店頭看板です。
 
3つのタイプをおすすめしていますが、できれば、1つに絞って伝えたいと思います。
 
なぜなら、お客さんに商品が必要なタイミングをハッキリさせるためです。
 
その方が、今おすすめしている『フォーマルスーツ』の必要性が出て来ます。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>今年はどんなフォーマルが人気なの?
>タイプ1:2つのジャケットで『入学』『卒業』のシーンに対応。着回しのきくジャケット
>タイプ2:コンパクトなワンボタンジャケット。衿のパイピングがポイント
>タイプ3:就活シーンでも入卒シーンでも活躍。ベイシックなテーラー衿ジャケット。
 
 
 
→内容は、『入卒シーン』のタイミングなので、そこに絞りたいと思います。
 
→そして、例えば、『卒園式の後、すぐに入学式がやって来るママさんに』と呼び掛けて、『フォーマルスーツで悩んでいませんか?』と問い掛けるのはどうでしょうか?
 
→そして、『実は、1着で兼用できるスーツがあるんですよ!』と、悩みの解消となる事実を伝えるのです。

 

→こうすることで、このタイミングで、この商品が必要な理由がハッキリします。
 
→しかし、『このように絞ると、その他の商品が売れない』と勘違いされることが多いです。
 
→ところが、実際は逆で、タイミングや商品がハッキリすると、そのシーンが全く同じでなくても、『自分事のシーン』として考え始めます。
 
→なので、『今回の場合はこうなります』と、メッセージを伝えきればいいのです。
 
→後は、簡単な説明をして、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(婦人服専門店のフォーマルスーツ)
卒園式の後、すぐに入学式がやって
来るママさんに、フォーマルスーツ
で悩んでいませんか?

 

実は、1着で兼用できるスーツがあ
るんですよ!

 

ダーク系のスーツで卒園式、明るめ
のジャケットに替えて入学式、2種
類のジャケットでおしゃれに着こな
せます。

『何を着て行こうかしら~』で困っ
たら、ぜひお立ち寄り下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→色々な種類の商品を伝えるよりも、『タイミングに合ったシーンで1つの商品に絞ること』が今回のポイントです。

→こうすることで、『タイミングに合ったシーン』がイメージできます。
 
→お客さんには、まずイメージしてもらうことが大切です。
 
→極端な話、イメージできれば、お客さんは商品に興味を示します。
 
→例えば、今回使われている写真でイメージできれば、商品を買ってもらえるでしょう。
 
→ただ、写真だけで反応するお客さんもいれば、文章で反応するお客さんもいます。
 
→もちろん、写真と文章で反応してもらうことができれば最高です。
 
→なので、写真を使う場合も、1つのシーンの方がいいと思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則
 
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