店頭看板の事例(エクササイズサロンのピラティス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

エクササイズサロンさんの『ピラティス』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

エクササイズサロンさんが、『ピラティス』をおすすめしている店頭看板です。
 
『ピラティス』とは、体幹を鍛えて、関節を動かす筋肉や骨格を守る筋肉に柔軟性をもたらすエクササイズになります。
 
元々は、リハビリ目的で始まったもので、激しい運動を伴わないのが特徴です。
 
『厚着で安心してない?』と、グサッと突き刺さる問い掛けがいいと思います。
 
この後、さらに刺激すると行動しやすくなるでしょう。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>厚着で安心してない?
>春に後悔しない為
>にも始めるなら今!
>ピラティスで
>冬を一緒に
>乗り越えませんか?
>『店名』
 
 
 
→さらに刺激するために、冒頭は、『厚着で安心しているあなたに』と、まず呼び掛けます。
 
→そして、『なぜ、厚着で安心しているのか?』、その理由で、問い掛けるといいでしょう。
 
→例えば、『今まで何回もダイエットで挫折していませんか?』とするのです。
 
→この問い掛けに、『そうそう、そうなのよ!』と思った人にだけ、続きを読んでもらいましょう。
 
→その続きとは、『挫折の一番の原因は・・・』と、原因をズバリ伝えます。
 
→この原因は、『お客さんのせい』にしません。
 
→他に原因があることに気付かせるのです。
 
→そうすると、その原因を解消すれば、『ひょうっとしたら、ダイエットできるかも』と、感じてもらます。
 
→その解消法が、『ピラティス』とすれば、行動しやすいのです。
 


【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(エクササイズサロンのピラティス)
厚着で安心しているあなたに

 

今まで何回もダイエットで挫折して
いませんか?

 

挫折の一番の原因は『続けにくさ』
です。どんなダイエットでも継続で
きなければ効果はありません。

ピラティスなら、呼吸法やポーズを
覚えるだけで、楽しんで続けること
ができます。

春に後悔しないために始めるなら、
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『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→不安を煽るだけでなく、『あなたのせいではない』と共感して、原因をズバリ言い切ることが今回のポイントです。
 
→共感して、原因をズバリ言い切るだけで、お客さんとの距離感はグッと近づきます。
 
→なぜなら、『ここなら、自分のことを分かってもらえるかも』と、感じてもらえるからです。
 
→今回の『続けにくさ』という原因は、ダイエットでは大きな要素になります。
 
→全ての人が、『辛くてキツイ筋トレなど』を好んでいないので、続けにくいのです。
 
→その辺りのお客さんの気持ちを察すると、お客さんとの距離感が近づきます。
 
→最後は、しっかりと行動の促しをして、連絡してもらいやすくしましょう。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則