店頭看板の事例(居酒屋店の天ぷら) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

居酒屋店さんの『天ぷら』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

居酒屋店さんが、『天ぷら』をおすすめしている店頭看板です。
 
自慢のこだわりポイントを紹介しています。
 
ちょっとだけお客さんに寄り添ってみたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『店名』の天ぷら
>こだわり
>その1 新鮮な食材をふんだんに使用
>その2 ヘルシーオイルで中はふっくら、衣はサクサク
>天ぷら+ビール=最高
 
 
 
→お客さんに寄り添うとは、どういうことでしょうか?
 
→それは、お客さんの気持ちを察することです。

→例えば、『サクサクとふっくら衣の天ぷらが大好きなあなたに』と、まず呼び掛けてます。
 
→そして、『でもカロリーが高くて、体に悪いと思っていませんか?』と、気持ちを察するのです。
 
→このように伝えると、『そうそう』と共感してもらえるお客さんもいるでしょう。
 
→例え、そうでなくても、『何々、違うの?』と、興味を持ってもらえます。
 
→そうしたら、『実は・・・』と、そうでない理由を伝えるのです。
 
→そうすると、『一杯飲みながら、天ぷらを食べる言い訳』ができます。
 
→そうしたら、最後に行動を促すお誘いをして来店もらいましょう。
 


【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(居酒屋店の天ぷら)
サクサクとふっくら衣の天ぷらが大
好きなあなたに

 

でもカロリーが高くて、体に悪いと
思っていませんか?

 

実は具材にもよりますが、えび天な
ら70kcal、いか天でも80k
calと、意外と低カロリーで体に
優しい食べ物なんですよ!

衣をつけて中の具材を蒸すので新鮮
な美味しさや栄養分を逃しません。

ぜひ、ビールと一緒にお楽しみ下さ
いね!   『店名』




【今回のポイント】

→『こだわりポイントをお知らせする』だけでなく、『お客さんの気持ちに寄り添って伝える』ことが今回のポイントです。

→大好きな食べ物ほど、ついつい食べ過ぎてしまい、体に負担をかけてしまいます。
 
→なので、無意識に気持ちにブレーキをかけていることが多いです。
 
→そのブレーキを外してあげましょう。
 
→そのためには、『お客さんの気持ちに寄り添うこと』から始めなければいけません。
 
→気持ちに寄り添って、本当のことを伝えるのです。
 
→もちろん、暴飲暴食はいけません。
 
→しかし、『大好きなものを食べる楽しみ』のきっかけを作ってあげることも、必要だと考えます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則