店頭看板の事例(アロマセラピー用品店のリードディヒューザー) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

アロマセラピー用品店さんの『リードディフューザー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

アロマセラピー用品店さんが、『リードディフューザー』をおすすめしている店頭看板です。
 
『リードディフューザー』とは、ガラス瓶に入ったアロマオイルを葦や籐のリード(スティック)で、アロマの香りを拡散させる器具を言います。
 
できれば、『どんな人のどんな時に、おすすめなのか?』があれば、興味を持ってもらいやすくなるでしょう。




ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>Read diffuser shop
>『店名』
>『店名』は、火や電気を使わず
>またブレンドの手間もかからず、香りを手軽に
>楽しめる『リードディフューザー』のお店です。
>ディフューザーの他にも1000円以下のアイテムも
>ございます。お気軽にどうぞ!ええ香りします。
>営業時間:11:00~19:00(不定休)
>Instagram Facebook Twitter
>『店名』で更新中です。ぜひご覧ください。
>香りで日常に彩りと癒しを
 
 
 
→では、『どんな人のどんな時に』、おすすめなのでしょうか?
 
→例えば、『仕事の疲れや日々のストレスのある人』をイメージしたとします。
 
→その人が、『疲れて帰って来た時に』、『いい香りで出迎えられたら、ホッとする』のではないでしょうか?
 
→このようなことをイメージして、『リードディフューザー』をおすすめする方が、お客さんに伝えやすくなります。
 
→それと、まだ『リードディフューザー』のことをよく知らないお客さんのために、簡単な説明が必要です。
 
→最後は、行動の促しをしましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(アロマセラピー用品店のリードディフューザー)
仕事の疲れや日々のストレスから、
解放されたいあなたに

置くだけで、香りが楽しめるリード
ディフューザーはいかがですか?

葦や籐などのスティックを通し、ア
ロマの香りを拡散して、癒し効果を
高めます。

疲れて帰って来た時に、いい香りで
出迎えられたら、それだけでホッと
することでしょう。

店内で、お気に入りの香りが見つか
るといいですね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→店名と商品を先にお知らせするのでなく、『どんな人のどんな時に、おすすめなのか?』をハッキリとイメージして伝えることが今回のポイントです。
 
→店頭看板で伝えられる情報は限られています。
 
→とは言え、ネット情報に頼り過ぎては、アクセスしてもらいにくいでしょう。
 
→『どんな人のどんな時に、おすすめなのか?』を、シンプルに伝えるだけで、興味を持ってくれるお客さんが増えるので、ネット情報へのアクセス数も増えるのです。
 
→でも、できればそのまま店内に入って来てもらって、『いい香りの体験』をしてもらう方が購入につながりやすくなると思います。
 
→なので、看板には、ネット情報を載せませんでした。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則