売上げよりも大切なものとは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



商売において、重要なもののひとつに、『コンテンツ』があります。

 

『コンテンツ』とは、分かりやすく言うと、『商品情報の中身』です。

 

特に、『周りから一番と認められるコンテンツ』があれば、商品がとても売りやすくなります。

 

なぜなら、『一番と認められる評判』があるからです。

 

この『一番と認められる評判』さえあれば、売上げにすぐつなげられます。

 


例えば、まだその『コンテンツ』を知らないお客さんがいたとして、すでに『一番と認められている評判』があれば、その『コンテンツ』を良いと思い込んでしまうからです。

 

『一番と認められている評判』とは、そのような錯覚をお客さんに起こさせます。

 

 

 

 

では、あなたが持っている『コンテンツ』は、周りから一番と認められているでしょうか?

 

もしも、一番と認められていなかったとしたら、すぐに認められなければいけません。

 

しかし、急に、『一番と認めてもらえ』と言われても、ムリと思うかもしれませんね。

 

でも、実は、『一番と認められる』ことは、意外と簡単なのです。

 

 

 

 

ポイントは、『周りから』になります。

 

ここで言う『周りから』とは、どこのことでしょうか?

 

 

例えば、商売をするエリアと言う意味の『商圏』を持つ、小売店の場合で考えてみますね。

 

その商圏内に競合店が一店も無ければ、恐らく一番と認められていることでしょう。

 

では、お店から何メートル以内なら、一番と認められているでしょうか?

 


その半径が、100m、300m、500m、1km、2kmと、商圏範囲が広くなればなるほど、競合店が増えて行くので、難しいかもしれませんね。

 

でも、大切なことは、自分の商圏に競合店がいなければ、『一番と認められる』のは簡単だということです。

 

まずは、ここに気付いて欲しいと思います。

 

 

 

では、自分の商圏に競合店が一杯いる場合は、どうすればいいのでしょうか?

 

ここで、『あなたのコンテンツそのものが、一番なのか?』を考えてみます。

 


例えば、あなたの『コンテンツ』が、『どんなお客さんに対しても一番になりたい』と思っていたら、一番と認められるのは大変かもしれません。

 

なぜなら、どんなお客さんにもとなると、多種多様なお客さんに認めてもらわなければいけないからです。

 

しかし、『ある特定のお客さんに対してだけ一番になりたい』と思っていたら、一番と認められる『コンテンツ』を作ることは簡単になります。

 

俗に言う、『すき間、ニッチ』を見つけるだけでいいからです。

 

 

大企業の屋台骨を支える『すき間、ニッチ』は少ないけれど、中小零細企業なら結構多くあります。

 

 

なので、『すき間、ニッチ』と言われる部分で、一番と認められる『コンテンツ』を作ればいいのです。

 

そうすると、それが『評判』となり、一番と認められる『商圏』を広げて行きやすくなります。

 

『商圏』が広がるにつれて、売上げも増えて行くことでしょう。

 

 

 

そして、一度良い『評判』が立つと、違う『コンテンツ』でも、良い『評判』が立ちやすくなりますので、売上げもさらに増えて行きます。

 

 

このように、売上げを作りたければ、ただ単に売上げを作ろうとせず、まずは、良い『評判』を作って、周りから一番と認められる『コンテンツ』を持つことが大切です。

 

『売上げよりも評判』

 

ここを意識することから、始めて下さいね。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則