店頭看板の事例(整骨院のギックリ腰) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『ギックリ腰』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、お盆休み開けの『腰腰など』を心配している店頭看板です。
 
季節のねぎらいからスタートしているのは、いいと思います。
 
しかし、『いつもと違う体の使い方』とは、どんな使い方でしょうか?

例えば、『お盆休みに、車で帰郷したり旅行に行ったりしたあなたに』とハッキリさせた方がイメージしやすいと思います。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>残暑お見舞い申し上げます。
>休日の間、いつもとちがう
>体の使い方をする事が多く
>バランスを崩しがちです。
>腰痛、ひざ痛、寝ちがい、
>背部痛、肘痛など
>体に違和感を感じた時は
>早目にご相談下さいネ!
 
 
 
→例えば、『お盆休みに、車で帰郷したり旅行に行ったりしたあなたに』とハッキリさせたとします。
 
→そうしたら、『車の移動で疲れがたまっていませんか?』と問い掛けることで、次につなげるのです。
 
→この後、『こんな理由から痛みが出ることが多いんですよ!』とすれば、興味を持ってもらうことができます。
 
→さらに、『〇〇すればいいのですが、そのままいつもの生活に戻ると、〇〇が起こりやすくなります』と、注意を促しましょう。
 
→最後は、行動の促しも忘れずに!
 


【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院のギックリ腰)
お盆休みに、車で帰郷したり旅行に
行ったりしたあなたに

 車の移動で疲れがたまっていません

か?

 

普段、車に乗り馴れていない人が、
急に長時間同じ姿勢でいると、血流
の悪化から痛みが出ることが多いん
ですよ!

しっかりストレッチしていたらいい
のですが、そのままいつもの生活に
戻ってしまうと、ギックリ腰や寝違
いなどが起きやすくなります。
『ちょっと変かな?』と感じたら、
早めにご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→事実を伝える時は、曖昧な表現より、『具体的な事柄』でイメージしやすくすることが今回のポイントです。
 
→今回の『いつもと違う体の使い方』の一例になります。

→しかし、このように伝えた方が、イメージしやすいので、この事例でない人にも伝わりやすくなるのです。
 
→『具体的な事柄』や『問題』は違っても、その『原因』は同じことが多いでしょう。
 
→『原因』がほぼ同じであれば、『対策』も理解しやすいのです。
 
→まず『イメージさせること』、次に『原因に気付かせること』、これができると、商品にグッと近づきます。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則