店頭看板の事例(コンビニ店の無料配達) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

コンビニ店さんの『無料配達』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

大手コンビニ店さんが、『無料配達』をお知らせしている店頭看板です。
 
『こんな方へ』、『私達は、〇〇させていただきます』という基本の流れでお知らせしています。
 
これはこれでいいのですが、今回のような『ニュース性』がある場合は、いきなりその情報から伝えたいですね。
 
『ニュース性』とは、『コンビニの無料配達』になります。
 
『もっと近くて便利なお店作り』のためのようですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>近隣に住んでいる方!
>会社がある方!
>家が近くなのに重くて買って帰れない
>女性の方、ご老人の方!
>私達『店名』は
>水、米など重い物を自宅まで
>運ばせていただきます!
>※配達料金は一切かかりません!
>無料です!
 
 
 
→最後で伝えている『ニュース性のある情報』を、一番目立つように最初に伝えるのです。
 
→そして、簡単な説明をして、『どんな時に便利なのか?』を伝えます。
 
→最後は、『こんなあなたに、おすすめです』と、ターゲットをハッキリさせて、行動を促しましょう。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(コンビニ店の無料配達)
『無料配達』始めました!

お店の商品を、ご自宅や職場まで、
お届けするサービスです。

特に、飲料水や冷凍食品、お米など
重い物のまとめ買いに大変便利!

仕事や子育てで忙しいママさんや、
家が近くても重くて持って帰れない
高齢者さんにおすすめです。
『店名』『電話番号』




【今回のポイント】

→『ニュース性がある情報』の場合は、一番目立つように最初に伝えることが今回のポイントです。
 
→そうすると、『へぇ~、そんなサービス始めたんだ』と、記憶されやすくなります。
 
→また、便利なサービスなので、『一度使ってみようかな?』と、なりやすいです。
 
→今回は、『お届けサービス』だけですが、その他に、『ネットサービス』もされています。
 
→スマホの専用アプリを使って、利用店舗を登録し、お店に行かなくても商品を届けてもらえるサービスのようです。
 
→スーパーマーケットが少し前からやり始めているサービスを、コンビニ店まで始めるようになりました。
 
→お客さんが求めるサービスを追求することで、生き残りを図っているようにすら感じます。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則