こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。
あなたは、次のようなことで、悩んだり、迷ったりしていないでしょうか?
◆(A)『できるが、やっていない』
◆(B)『できないが、やらなければいけない』
(A)が『悩み』で、(B)が『迷い』の場合が多いです。
では、どちらが多いでしょうか?
私は、圧倒的に、(A)の『悩み』だと考えます。
ほとんどの人は、『やっていない』から、悩むです。
この傾向にある人は、意外と何でも良く知っています。
過去の出来事を良く覚えていて、ちょっとでも上手く行かないことがあると、自分には合わないと思い込んで行動しません。
また、今までに経験していないことは、たとえ、できそうなことでも、失敗が恐くて行動できないのです。
結果、行動しないから、悩みます。
このことから、『悩み』とは、行動すれば望む結果が手に入るのに、失敗の恐れや変化への不安から、行動できない状態を言うのです。
では、こんな時は、どうすればいいのでしょうか?
答えは、『悩んだら、すぐに行動せよ!』です。
一方、(B)の『迷い』とは、どんな状態を言うのでしょうか?
『迷い』とは、行動しても望む結果が手に入るかどうか分からないが、今のままではいけない状態を言います。
しかし、『できないが、やらなければいけない』のです。
このような場合は、うかつに行動すると、大きな失敗につながります。
そのため、どんな結果になっても責任を取る覚悟を決めて、本気で向き合う必要があるでしょう。
なので、こんな時は、『迷ったら、覚悟が決まるまで、行動するな!』です。
『悩み』はすぐに行動しても、大きな失敗につながることは少ないですが、『迷い』は大きな失敗につながることが多いので、自分を信じる覚悟が特に大切になります。
また、目の前で起きていることが、『悩み』か『迷い』か、よく分からないこともあるでしょう。
しかし、先程のように考えると、そこまでの『迷い』は、まずないのです。
ほとんどが、『悩み』と考えても間違いではありません。
なので、『悩み』だから、すぐに行動すればいいのです。
ところが、人の無意識は、失敗の恐れや変化の不安から、行動させないように働きます。
この無意識は、大昔、原始の時代に刻まれた、『命を守る本能のなごり』が、そうさせているのです。
しかし、今の時代に、命の危険が伴う出来事は、そんなに多くありません。
このように考えると、『できる、できない』よりも、『やる、やらない』の方が重要です。
できても、できなくても、まず『やってみる』ことで、『何ができて、何ができないのか?』がハッキリします。
そうしたら、また違うやり方をやってみて、徐々にできるようになればいいだけです。
このことが分かると、ほとんどの『悩み』は無くなることでしょう。
これが、『悩みの正体』です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則