店頭看板の事例(整骨院の肩こり) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『肩こり』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『男性と女性の不調のランキング』をお知らせしている店頭看板です。
 
男性の1位が『腰痛』、女性の1位が『肩こり』になっています。
 
厚生労働省の調べなので、全国的な傾向なのでしょう。
 
このようなランキングをお知らせするのはいいのですが、この結果を受けて、『誰に、何ができるのか?』が大切になります。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>整体 ¥4200
>男性の不調ランキング
>1位 腰痛
>2位 肩こり
>女性の不調ランキング
>1位 肩こり
>2位 腰痛
>(厚生労働省調査)
>あなたの痛み・疲れ『店名』におまかせください
>このビル2F 診療時間 10:00~14:00 16:00~20:00
 
 
 
→ポイントは、『誰に、何ができるのか?』です。
 
→なので、まず、『誰に、何に』を絞ります。

→例えば、今回は、『女性に、肩こりに』と絞ったとしましょう。
 
→この後、『何ができるのか?』を伝えるのですが、『痛みや疲れをなくすことができる』では、当たり前すぎて興味をしてしてもらえないのです。
 
→そんな時は、『問い掛けること』で、相手を刺激します。
 
→例えば、『どうして女性に肩こりが多いのでしょうか?』とすれば、お客さんは、『どうしてかな?』と、興味を持つ人が多いです。
 
→そして、『その原因は』と、原因を伝えます。
 
→その上で、『これらが原因の肩こりは、そのままにしていても良くなることが少ないです』と、さらに刺激すれば、行動を促すことができるのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の肩こり)
女性の不調ランキング1位は肩こり
(厚生労働省調べ)
では、どうして女性に肩こりが多い
のでしょうか?
その原因は
◆冷え性の人が多く、血流が悪くな
りやすいから
◆仕事や家事で同じ姿勢を続けるこ
とが多いので、疲労がたまりやすい
◆筋肉の量が少なく、首や肩への負
担が大きいから

これらが原因の肩こりは、そのまま
にしていても良くなることが少ない
です。我慢せず、早めの相談をおす
すめします。
『店名』『電話番号』『診療時間』




【今回のポイント】

→『どこが、不調なのか?』だけを知らせるのでなく、『誰に、何ができるのか?』をハッキリさせることが今回のポイントです。
 
→『どこが、不調なのか?』から、『誰に、何ができるのか?』に上手くつなげるには、問い掛けることが有効になります。
 
→今回のように、『原因を問い掛ける』ようにすると、その原因を解決することが、『何ができる』につながるのです。
 
→それと、これらの原因を伝えることで、『そうか、だから、肩がこるのか』となれば、相談しやすくなると思います。
 
→単に、『不調だから来てください』だけでなく、『不調には、こんな原因があります。そのままでは、良くなりにくいので来てください』とすることで、お客さんを納得させて下さいね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則