店頭看板の事例(学習塾の小学生クラス) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

学習塾さんの『小学生クラス』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

学習塾さんが、『小学生クラス』をおすすめしている店頭看板です。
 
必要な情報は、シッカリ書かれていると思われます。
 
伝える順番を変えると、もっとメッセージが伝わりやすくなるはずです。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>小学生 4年・5年(あと3名)・6年(あと2名)
>算数・国語・英語(ローマ字)
>体験授業やっています
>週2回、各90分
>(お月謝 5400円)
>1人1人をじっくり指導します。
>小学生の積み残しは中学生
>になると成績がダウンとなります。
>詳しくはネットで!
>『店名』
>『電話番号』
 
 
 
→『伝える順番を変える』には、どうすればいいのでしょうか?
 
→いつも話している流れからすると、まず最初は、『こんなあなたに』という呼び掛けからスタートしたいですね。
 
→例えば、『小学4年・5年・6年のお子さんをお持ちのお母さんへ』と、呼び掛ける相手をハッキリさせましょう。
 
→このように呼び掛けることで、メッセージ性が強くなります。
 
→そして、次は、『こんなこと思っていませんか?』と問い掛けるといいでしょう。
 
→例えば、『塾はまだ早いと思っていませんか?』とします。
 
→この問い掛けをすると、これを読んだお母さんは、『どうして?』、『何かいけないことでもあるの?』と、現状に疑問を持つのです。
 
→この現状に疑問を持ってもらうことが、とても大切になります。
 
→なぜなら、この後に、『実は、こんな原因になるんですよ!』と、気付きを与えるきっかけになるからです。
 
→ここまで来ると、後は、そのための方法と行動を促しをすれば、あなたのメッセージが伝わることでしょう。
 


【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(学習塾の小学生クラス)
小学4年・5年・6年のお子さんを
お持ちのお母さんへ

塾はまだ早いと思っていませんか?

実は、小学生の積み残しが中学生の
成績ダウンの原因になるんですよ!
積み残しは、小学6年までに穴埋め
しておきましょう。

算数・国語他 週2回
各90分 月謝5400円

1人ひとりじっくり指導します。
まずは体験授業から、小学5年・6年
クラスはあとわずかです。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『何を書くのか?』もポイントですが、『どのような流れで書くのか?』が今回のポイントです。

→『どのような流れで書くのか?』で、一番大切なところは、『実は、こんな原因になるんですよ!』と、気付きを与えるところになります。
 
→お子さんをお持ちのお母さんの関心は、『どうすれば、お子さんにプラスになるのか?』です。
 
→しかし、情報が少ないので、『どうすればいいのか?』が、分かりません。
 
→そこで、『実は、小学生の積み残しが中学生の成績ダウンの原因になるんですよ!』と伝えてあげると、『あら、そうだったんだ』と気付きが生まれます。
 
→この重要なポイントに気付くように、流れを作ることが、メッセージを伝えるコツです。
 


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則