店頭看板の事例(理容室のお悩み相談) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

理容室さんの『お悩み相談』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

 

【コメント】

理容室さんが、『お悩み相談』をランキングでお知らせしている店頭看板です。
 
『お悩みベスト3』をハッキリさせて、『当店は、このようなお客さんのお悩みが解消できますよ』とお知らせすることは、とてもいいと思います。
 
しかし、その後に、『スキャルプエステ』と、商品メニューを伝えるのなら、お悩みは1つに絞るべきです。
 
『1つのお悩みに、1つの解決策を』、これがメッセージの基本となります。
 


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>お客様からの
>お悩み相談ランキング
>1位 抜け毛が多い
>2位 サイドがふくれる
>3位 セットのやり方がわからない
>あなたもお悩みお持ちでは
>ないでしょうか?
>『店名』で解消しましょう!
>★スキャルプエステ(15分¥1080)
>汚れを除去し、育毛補助剤入りの
>栄養を頭皮に与えます
 
 
 
→『1つのお悩みに、1つの解決策を』するには、『抜け毛のお悩み』に絞ります。
 
→そうして、『こんなシーンで抜け毛が気になり始めたあなたに』と、呼び掛けたいですね。
 
→こうすることで、『1つのメッセージ』になります。
 
→呼び掛けた後は、『抜け毛の原因』を伝えるといいでしょう。
 
→なぜなら、『この原因を解消するために、この方法を!』と、『1つの解決策』へとつなげやすくなるからです。
 
→最後は、行動の促しも忘れずに。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(理容室のお悩み相談)
お風呂の排水口やブラシに残る抜け
毛が気になり始めたあなたに

抜け毛の原因は、ストレスによる血
行不良と不規則な生活によるヘアサ
イクルの乱れです。

ヘアサイクルとは、髪が正常に生ま
れ変わる過程で、ここの乱れが続く
と抜き毛が多くなってしまいます。
手遅れになる前に、抜き毛予防して
おきませんか?

毛穴の汚れを落とし頭皮に栄養を!
スキャルプエステ15分¥1080
カット時に一声お声掛け下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『1つのお悩みに、1つの解決策を』が、今回のポイントです。
 
→こうすることで、メッセージが伝わりやすくなります。
 
→なぜなら、具体的な悩みを抱えてお客さんに絞って、ハッキリとしたメッセージを伝えることができるからです。
 
→ハッキリとしたメッセージとは、『悩み→原因→解決策→結果』という流れのある内容になるでしょう。

→このように考えると、次回は、『サイドがふくれて、ヘアスタイルがまとまりにくいあなたに』と呼び掛ければ、違うメッセージを伝えることができます。
 
→お客さんのお悩みランキングは、全体をまとめて伝えてもいいですし、今回のように個別で伝えてもいいですね。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則