店頭看板の事例(眼鏡店の老眼鏡) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

眼鏡店さんの『老眼鏡』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

眼鏡店さんが、『老眼鏡』をおすすめしている店頭看板です。
 
なかなかよく出来ていると思います。
 
流れは、『老眼の現状を3つ』→『原因』→『対策と結果で問い掛け』→『商品名』→『行動の促し』、こんな感じです。
 
この流れを、いつもの流れに変えたとしたらどうなるのか?

ちょっとやってみたいと思います。

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>まさか老眼~
>手元をみるのにすこし時間が・・・
>ピント合わせが・・・
>スマホ・パソコンがつかれる
>人はピント合わせの力が11才ごろから
>おとろえます
>ピント合わせの力は鍛えられません。
>メガネレンズでピント合わせをサポート
>疲れ目をリラックスさせませんか?
>『ブランドレンズ名』
>メガネ一式 ¥9800~
>お気軽にお試し下さい
 
 
 
→まずは、『こんなあなたに』と、現状の症状からターゲットを絞ります。
 
→そして、『ひょっとしたら、老眼かもしれませんよ』と、疑問を投げかけましょう。
 
→現状の症状が気になる人は、この後も興味を持って読み続けてもらえるはずです。
 
→ここで、『実は、これが原因です』と、やむおえない原因を伝えます。
 
→その上で、『この原因を解決すると、こんな結果になります』と、解決後のシーンをイメージしてもらうのです。
 
→そして、『商品名』を紹介して、最後に、行動の促しをします。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(眼鏡店の老眼鏡)
スマホやパソコンを使うと眼が疲れ
やすくなって来た40代のあなたに

ひょっとしたら老眼かも!

実は、11歳ごろからピント合わせ
の力は衰えて、40代ごろからメガ
ネのサポートが必要になって来るの
です。

しっかり調整したメガネを掛けると
ピント合わせがラクになり、手元を
みるのが簡単で眼が疲れにくくなり
ます。
まずは、視力検査から!
無料でやっていますのでお気軽に!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→店頭看板は、『商品を売るためのツール』ですが、その前に、『最初の行動をしてもらうためのツール』であることを意識してもらうことが今回のポイントです。
 
→今回の『最初の行動』は、『視力検査』になります。
 
→『現在の自分の眼が、どんな状態なのか?』を、数値で理解してもらいましょう。
 
→なぜなら、数値という事実を知ると、何とかしなければいけないという気持ちになるからです。
 
→なので、商品を売るために必要な『商品名や価格』は、書きませんでした。
 
→しかし、本当に老眼を示す数値になれば、その後で、『商品名や価格』を伝えても遅くはないはずです。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則