店頭看板の事例(ジュエリー修理店の新品仕上げ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

ジュエリー修理店さんの『新品仕上げ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

ジュエリー修理店さんが、『ジュエリーの修理メニュー』をお知らせしている店頭看板です。
 
『こんなことをしています』というのは分かります。
 
しかし、これだけでは、イメージできないお客さんが多いはずです。
 
イメージできないとは、行動してもらえないになります。
 
なので、1つの修理メニューに絞ってでも、イメージしやすいようにしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ジュエリー修理
>◆石取れ修理
>◆新品仕上げ
>◆真珠ネックレス糸換など
>お気軽にご相談下さい
>見積もり無料
 
 
 
→今回のメニューは、『新品仕上げ』にしました。
 
→その他のメニューは、次回にご紹介するというのは、どうでしょうか?
 
→その方が、新しい情報を提供できるので、風景に溶け込みにくくなると思います。
 
→『新品仕上げ』に絞り込むと、『新品仕上げ』が必要なストーリーを作れば、イメージしやすくなるのです。
 
→例えば、『結婚指輪で人気のプラチナは、意外と柔らかい金属だと知っていましたか?』と投げ掛けます。
 
→こうすると、ストーリーが描きやすくなるのです。
 
→この後、『何年もつけっ放しにしておくと、小さなキズが付いて地金が曇って輝きがなくなってくるのです』

→そして、『そんな時は、新品仕上げ!』と、つなげて行くとイメージしやすくなります。
 



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(ジュエリー修理店の新品仕上げ)
結婚指輪で人気のプラチナは、意外
と柔らかい金属だと知っていました
か?

 

何年もつけっ放しにしておくと、小
さなキズが付いて地金が曇って輝き
がなくなってくるのです。

 

そんな時は、新品仕上げ!

 キズや黒ずみがなくなり、変形も戻

るので、指輪の表情がぐ~んと明る
くなりますよ!
結婚記念日などのイベントの前に、
一度新品仕上げをしておくと喜びが
倍増です。
納期などお気軽にご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に修理メニューを羅列するのでなく、1つのメニューに絞って、そのメニューが必要なストーリーを描くことが今回のポイントです。
 
→このストーリーを読んだ旦那さんが、『そう言えば、奥さんの指輪、結構キズがついていたかも?』、『今度の結婚記念日の前に、キレイにしておこうか?』と、思ってくれるかもしれません。
 
→このように思ってもらえるのは、必要なストーリーがイメージできたからです。
 
→今までは、困っているお客さんが、修理店を探して持って来てもらえました。
 
→しかし、これからは、必要なストーリーを描いて伝えて、困っている問題に気付いてもらう必要があるのです。
 
→そうしないと、困っている問題に気付いてもらえないので、見過ごされてしまいます。
 
→お客さんにイメージしてもらうことって、とても重要ですよ。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則