あなたはお試し客とリピート客、どちらを集めようとしているのか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。



紙媒体やネット媒体でお客さんを集めようとする場合、

 

◆まずは、『集めるお客さんを決めること』

◆次に、『そのお客さんが、どんな結果になるのかを伝えること』

 

このことが大切であると、よく言われます。


なぜなら、これが決まらないと、『誰に、何でお役に立てるのか?』、難しい言葉で言うと、『コンセプト』がハッキリしないからです。

 


しかし、どんなに『コンセプト』がハッキリしたとしても、『解決後のシーン』だけでは、お客さんに現実味を感じてもらいにくく、感情を刺激することが少ないでしょう。

 

 

お客さんに現実味を感じてもらい、感情を刺激するには、次の3つのシーンが必要です。

 

それは、

 

◆(1)『現状のシーン』

 

◆(2)『問題のシーン』

 

◆(3)『解決後のシーン』

 

 

この3つになります。

 

 

『現状がこうで、そこに、こんな問題が潜んでいて、それを解決すると、こんな解決後の結果が待っている』

と、これらのシーンをリアルにイメージして、感情を刺激すると行動したくなるのです。

 

 

 

これらは、『集める相手に、現実味を感じてもらうための簡単なストーリー』になります。

 

では、『集める相手を集めた後』は、どのようにすればいいのでしょうか?

 

 

そのやり方は、大きく分けて2つです。

 

◆(A)『まず、お試し客を集めて、その後、リピート客になってもらうやり方』

 

◆(B)『リピートしそうなお客さん集めて、その後、リピート客になってもらうやり方』


 

 

あなたは、(A)と(B)のどちらで、集客しているでしょうか?

 

(B)と答える方もいるでしょうが、ほとんどは、(A)が多いと思います。

 

なぜなら、(A)の方が、『集める相手を決めやすく、現実味を感じてもらいやすい』からです。

 

とにかく、お試しで来てもらい、体験してもらうことで、つながりを持ち、リピートにつなげようとします。

 

例えば、100人のお試し客に来てもらったとしても、1回か2回しか来てもらえないお客さんが、半分の50人を占めることも少なくありません。

 

また、実際に10回以上のリピート客になってもらえるお客さんは、良くて5人~6人くらいになるでしょう。

 

 

これは、お試し客を集めていて、リピート客を集めていないのだから、当然と言えば当然の結果ですね。

 

 

 

最近、この傾向がますます増えています。

 

であれば、最初から、リピート客を集める(B)のやり方が必要になって来るのです。

 

 

基本の考え方は同じで、『リピート客が現実味を感じる』、次のシーンをハッキリさせるだけになります。

 

◆(1)『現状のシーン』

 

◆(2)『問題のシーン』

 

◆(3)『解決後のシーン』

 

 

その上で、『実際に10回以上リピートされているお客さんの実績事例』を紹介する必要があります。

 

◆(4)いわゆる、『証拠』や『裏付け』です。

 

さらに、

 

◆(5)『リピートすることで生じるであろう不安を取り除く』必要もあるでしょうね。

 

そして、

 

◆(6)『解決後の結果を約束する』のです。

 

 

 

本気でリピートしてもらいたければ、本気で取り組む姿勢を占めす必要があります。

 

 

 

これらをすることで、(A)の『お試し客からリピート客になってもらう』よりも、(B)の『いきなりリピート客を集める』ほうが、確実にリピート客を増やしていけるでしょう。

 

(B)の場合でお客さんが増えたとしても、(A)のように一斉に沢山のお客さんが増えないので、スタッフさんの対応もスムーズなものになるのです。

 

 

しかし、確実にリピート客が安定して増えるので、それだけで集客の心配はなくなります。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

簡単でやりやすいからとお試し客を集めるやり方をいつまでもやり続けるのでなく、多少難しくてもリピート客を集めるやり方にトライしてみませんか?

 



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則