店頭看板の事例(整骨院の季節の変わり目の痛み) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『季節の変わり目の痛み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『季節の変わり目の痛み』を注意している店頭看板です。
 
『もし違和感を覚えたら、当店へ』と促しています。
 
これはこれでいいですね。
 
『もしもそのようになったら、相談すればいい』と、安心される方もいると思います。
 
ただ、できれば、『季節の変わり目は、なぜ痛みが出やすいのか?』その理由を教えてあげてもいいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>腰、肩、首
>季節の変わり目は
>痛みが出やすいです
>違和感を覚えたら
>『店名』へ
 
 
 
→では、季節の変わり目は、なぜ痛みが出るのでしょうか?

→その前に、季節の変わり目とは、いつのことでしょうか?
 
→通常、1ヵ月の気温の差が、5度以上変動がある時季を、『季節の変わり目』と言うそうです。
 
→例えば、『3月~4月』と、『9月~10月』になります。
 
→5度には行かず、4.5度の差である梅雨時季の『6月~7月』も、入れてもよさそうですね。
 
→特に、『3月~4月』は、年度の変わり目とも重なり、体だけでなく、心のストレスも重なるので、体調を崩しやすく、痛みも出やすくなります。
 
→こんなことを伝えてから、『原因は・・・』、『そんな時は・・・』としたいですね。
 
→その上で、『違和感を覚えたら、ぜひご相談下さい』と促すのはどうでしょうか?



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院の季節の変わり目の痛み)
3月~4月の季節の変わり目は、寒
暖差が激しく、おまけに年度変わり
の変化もあって、体調を崩し腰や肩
首に痛みが出る方が増えて来ます。

原因は、自律神経の乱れで、激しい
寒暖差に応じた体温調整や発汗調整
がやり辛くなるからです。

そんな時は、
◆ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
◆寝る前にストレッチ運動をする
◆いつもより多くの睡眠を取る

それでも違和感を覚えたら、ぜひご
相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に注意を喚起するだけでなく、『なぜ、そうなるのか?』と『どうすればいいのか?』をハッキリ伝えることが今回のポイントです。
 
→そうすることで、『なるほど、だから体調不良になるのか!』、『でも、お風呂やストレッチ、睡眠、なかなかできないな~』となれば、相談しやすくなります。
 
→なぜなら、単に痛みをほぐしてもらえるお店はあっても、ハッキリと理由を伝えて対応してもらえるお店が少ないからです。
 
→プロにとっては当たり前の情報ですが、お客さんにとっては知らないことが多くあります。
 
→店頭看板は、そんなお客さんに、プロの当たり前の情報を伝える絶好のツールです。
 
→伝え続けていれば、必ず、読み続けてもらえます。
 
→そうすると、看板だけでなく、お店にも興味を持ってもらえるはずです。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則