店頭看板の事例(美容室の予約空き状況) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『予約空き状況』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

美容室さんが、『予約空き状況』をお知らせしている店頭看板です。
 
このような看板があると、『当日の予約も、できそう!』となるので、当日に入店してもらえるお客さんも増えますね。
 
しかし、逆のことを言えば、『次回予約が埋まっていないので、当日予約を取りたくなる』のです。
 
できれば、『次回予約で、一杯にしたい』と思っていることでしょう。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>ご予約空き状況
>※ご予約優先性
>『電話番号』
>TODAY 9:00~〇
>TOMORROW 9:00~◎
 
 
 
→できれば、『次回予約で、一杯にしたいけど、なかなかそのような状況にならない』と思っているはずです。
 
→『次回予約で、一杯にするコツ』は、『お客さんの都合に合わせるのでなく、お店の都合に合わせてもらう』のです。
 
→そうすると、直前予約では、お客さんが希望する日時が取り辛くなります。
 
→そこで、『次回予約』をおすすめするのです。
 
→通常は、店内でスタッフさんが接客する際に、『次回予約』をおすすめします。
 
→それを、今回は、店頭看板でやってみることにしましょう。
 
→最初の投げ掛けは、『〇〇で、すぐに予約できないことはありませんか?』とします。
 
→後は、曜日別の予約空き状況を伝えて、『次回予約すると、都合の良い日時がご予約できます』と、『次回予約』を促すのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の予約空き状況)
『髪がまとまらなくなったな~』と
思うタイミングで予約しても、なか
なかすぐに予約できないことはあり
ませんか?

曜日別の予約空き状況!
◆土曜・日曜の午後 ×
◆土曜・日曜の午前 △
◆平日の火曜・水曜 〇
◆平日の木曜・金曜 ◎

あくまで目安ですが、土曜・日曜が
取り辛いです。但し、お帰りの際に
『次回予約』して頂けるとご希望の
日時でのご予約が可能になります。
まだの方は、早めのご連絡を!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→『当日予約』で入店率を高めることもいいですが、できれば『次回予約』で一杯にすることを考えてみることが今回のポイントです。
 
→『次回予約』で一杯になると、経営がとても安定します。
 
→おまけに、次回の施術内容も提案できるので、客単価アップも期待できるのです。
 
→ところが、『次回予約』をなかなかおすすめできないスタッフさんもいます。
 
→そんな時は、今回のような店頭看板を使われるのもいいかもしれませんね。
 
→今回の看板には書きませんでしたが、『次回の来店期間の目安』と、『来店する理由』をお伝えすることが大切です。

→このことは、施術時に、さりげなく伝えてあげて下さいね。

→例えば、『この髪型の場合、次回はこれくらいに来て頂くと、キレイな状態をキープすることができますよ』
 


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則