店頭看板の事例(眼鏡店の補聴器貸し出し) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

眼鏡店さんの『補聴器貸し出し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

眼鏡店さんが、『補聴器貸し出し』をお知らせしている店頭看板です。
 
この眼鏡店さんオリジナルの補聴器『商品名』になります。
 
補聴器の難しいところは、『今の現状がどのように変わるのか?』、実際に試してみないと分からないところです。
 
しかも、しばらく装着して生活してみる必要があります。
 
そのための『視聴』や『貸し出し』です。
 
しばらく装着して生活してみるには、『貸し出し』で数カ月使った方がいいと思います。
 
この辺りのお客さんの心配な気持ちを察して、伝えて行きたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>補聴器貸出
>気がるに『商品名』
>こんな方におすすめ
>□初めて補聴器をご使用される方
>□高額な補聴器を購入するのが不安
>□お父さんお母さんに試してほしいご家族
>機能で選べる4つの料金プラン
>月額3240円(税込)~
 
 
 
 
→まず、『ご自身か?、ご家族か?、どちらに呼び掛けるのか?』を決めましょう。
 
→そうしないと、メッセージがぼやけます。
 
→今回は、『ご自身』に呼び掛けることにしたいですね。
 
→ご自身に呼び掛ける場合、先程の心配ごとを問い掛けてみます。
 
→その上で、『補聴器の貸し出し』の良さを伝えましょう。
 
→最後は、しっかりと行動の促しが必要です。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(眼鏡店の補聴器貸し出し)
◆どれくらい聴こえるかな?
◆違和感はないかな?
◆取扱いは難しくないかな?
など、補聴器って色々と心配ごとが
多くありませんか?

そんなあなたに、おすすめなのが、
『補聴器の貸し出し』です。
月額 3400円(税込)~

貸し出し期間中に、あなたの耳にし
っかり馴染む調整ができるので、と
っても安心ですよ!

『そろそろ補聴器かな?』と思った
ら、ぜひお試し下さいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→商品中心のお知らせではなく、お客さん中心のメッセージにすることが今回のポイントです。
 
→商品中心のお知らせでは、どうしても『売り込み』になってしまいます。
 
→それを避けるためには、お客さんに呼び掛けるようにすると上手く行きやすいです。
 
→今回は、『ご家族』でなく、『ご自身』への呼び掛けなので、実際に使われるお客さんが心配していることで呼び掛けています。
 
→このようにすることで、お客さんと共感できるのです。
 
→『このお店は、私のことを分かってもらえるかも!』となれば、お客さんとの距離感はぐっと縮まります。
 
→『補聴器の貸し出し』を利用すると、実際に商品を買う前に、自分にピッタリ合ったものを選ぶことができるので安心です。
 
→もしも、どうしても合わなければ、貸し出し費用の出費だけで済みますので、手軽にお試しできることでしょう。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則