店頭看板の事例(美容室の3D増毛) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

美容室さんの『3D増毛』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

美容室さんが、10月のキャンペーンとして『3D増毛』をお知らせしている店頭看板です。
 
商品メニューと価格だけのとてもシンプルな内容になっています。
 
この看板は、すでに『3D増毛』を体験して内容が分かっているお客さんには、関心されるでしょう。
 
なぜなら、10月キャンペーンで、割安にできるからです。
 
しかし、まだ一度も経験していないお客さんには、もう少し情報が欲しいと思います。


ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>10月キャンペーン
>3D増毛
>通常¥7560
>   ↓
>¥4980
 
 
 
→まだ一度も経験していないお客さんに、関心を持ってもらうにはどうすればいいのでしょうか?
 
→そのためには、『自分に呼び掛けている』と思ってもらう必要があります。
 
→例えば、『パカッと割れた分け目やつむじ、生え際の薄さが気になるあなたに』とすればどうでしょうか?
 
→このように限定すれば、『自分に呼び掛けている』と思ってもらえるでしょう。
 
→そして、『3D増毛でエクステしてみませんか?』と問い掛けるのです。
 
→ここまでで、『自分に関係はあるが、3D増毛って何だろう?』と、関心を持ちながら読んでもらえることができます。
 
→そうしたら、後は、『3D増毛』の説明をして、最後に行動の促しをすればいいのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(美容室の3D増毛)
パカッと割れた分け目やつむじ、生
え際の薄さが気になるあなたに

 

『3D増毛』で、エクステしてみま
せんか?

3D増毛とは、自毛1本に、2本~
6本の人工毛を手作業で丁寧に結ん
でいく増毛法。キューティクルのあ
る2色の人工毛を使用することでよ
り立体的で自然な3Dになります。

目に見えて増えるのが分かるので、
つけることが楽しいですよ!

まずは、お試し200本から
通常¥7560→¥4980
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→すでに体験したお客さんだけでなく、まだ一度も経験したことのないお客さんにも伝えることが今回のポイントです。
 
→そのためには、『こんなあなたに』と呼び掛けて、『こんなことしませんか?』とストレートに問い掛けることも、ありだと思います。

→たったそれだけで、まだ一度も経験したことがないお客さんも関心を示してもらえるのです。
 
→この看板がきっかけで、新しいお客さんが来店されたら、嬉しくないですか?
 
→しかし、すでに体験したお客さんだけにお知らせしていたら、新しいお客さんが来店されることは少ないでしょう。
 
→お店の目的によって、一概には言い切れませんが、店頭看板は新しいお客さんに向けて書く方がいいように思います。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則