店頭看板の事例(整骨院のアイスマッサージ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

整骨院さんの『アイスマッサージ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

整骨院さんが、『アイスマッサージ』をお知らせしている店頭看板です。
 
夏季限定のメニューとして、とても面白いと思います。
 
では、夏季限定で、誰にお知らせすればいいでしょうか?



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>夏季限定メニュー
>アイスマッサージ&ストレッチコース
>1回 1000円
>アイスマッサージとは?
>スポーツ選手がクールダウンに利用する
>マッサージです。疲れた身体を氷を使って
>気持ちよくマッサージします。さらに今回は
>パーソナルストレッチを加え、夏バテしたお身体を
>リフレッシュいたします。是非ご利用ください。
>←他の当院のメニューはコチラ
 
 
 
→本来は、スポーツした後の疲れを取るマッサージなのですが、夏季限定となると、夏バテなどを起こしやすい方におすすめしたいですね。
 
→例えば、『暑い日が続くと、身体がだるくて、何もする気にならないあなたに』と呼び掛けたとします。
 
→そして、『夏の熱い身体をアイスマッサージで、すっきりリフレッシュしてみませんか?』と問い掛けたらどうでしょうか?
 
→これで、お知らせしたい人がハッキリするので、『アイスマッサージ』をイメージしやすくなります。
 
→難しい言葉で言うと、『差し迫った買う理由』ができたのです。

→そうしたら、『アイスマッサージ』の簡単な説明をしていきます。
 
→その上で、夏季限定メニューと価格のお知らせです。
 
→今回は、『アイスマッサージ』だけにしました。
 
→理由は、『1回 1000円』は安すぎるからです。
 
→もし、ストレッチも希望される方には、プラス料金をもらいましょう。
 
 

【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(整骨院のアイスマッサージ)
暑い日が続くと、身体がだるくて、
何もする気にならないあなたに

夏の熱い身体をアイスマッサージで
すっきりリフレッシュしてみません
か?

 

アイスマッサージとはスポーツ選手
がクールダウンに利用する時のマッ
サージを言います。冷やして収縮し
た血管が元の温度に戻る時に血流が
増えので、疲労回復できるのです。

夏季限定メニュー
アイスマッサージ 1回1000円

『身体がだるいな』と、思ったら、
こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』




【今回のポイント】

→単に商品メニューをお知らせするのでなく、『こんなあなたに、すっきりリフレッシュしませんか?』と投げ掛けることが、今回のポイントです。

→このように投げ掛けると、このような悩みがあると、『差し迫った買う理由』ができるので、行動しやすくなります。
 
→しかし、どんなに商品メニューが素晴らしいものでも、その人に『必要性』がなければ、つながらないので、興味を持ってもらえません。
 
→しっかり、お客さんと商品メニューをつなげてあげることも、サービスの1つです。
 
→『必要性』を感じてもらえれば、価格を低くしなくても、行動してもらえますよ。
 
→むしろ、『こんな状態なので、こんなこともやって欲しい』と、単価がアップして行くはずですよ。


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則