店頭看板の事例(喫茶店のソフトクリーム) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。

喫茶店さんの『ソフトクリーム』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】


 

【コメント】

喫茶店さんが、『ソフトクリームをやってますよ!』とお知らせしている店頭看板です。
 
暑いから、何か冷たいモノが食べたいと思っている人には、このようなシンプルなお知らせがいいのかもしれませんね。
 
でも、折角なので、そうでないお客さんにも興味を持ってもらえるようにしたいですね。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>やってますよ!
>ソフトクリーム
>店内へどうぞ!
 
 
 
→そんなお客さんに興味を持ってもらうには、知っているようで知らないウンチク話が効果的です。
 
→例えば、『アイスクリームとソフトクリームの違いは何だと思いますか?』と問い掛けます。
 
→問い掛けたら、その答えを簡単に伝えて説明するのです。
 
→こうすると、問い掛けを読んでしまったお客さんは、ほぼ答えを読んでもらえるでしょう。
 
→そうしたら、その後、ソフトクリームへつなげて行きます。
 
→そして、最後に、『当店で、ソフトクリームやってます!』と行動を促すのです。



【変更後看板の文章】

〈例えば〉
◆店頭看板の事例(喫茶店のソフトクリーム)
アイスクリームとソフトクリームの
違いは何だと思いますか?

 

違いは、保管温度だけ!
アイスクリーム -25~-30度
ソフトクリーム -5~7度

この違いから、アイスクリームは食
べ応えがあって、ソフトクリームは
柔らかでサッと溶けるのです。

暑い夏には、家の冷凍庫から出して
食べるアイスクリームも格別ですが
たまには外出先でソフトクリームを
食べるのもいいですよ!

当店でソフトクリームやってます!




【今回のポイント】

→すでに食べたいと思っている人だけにお知らせするのでなく、まだそう思っていない人にも興味を持ってもらうことが今回のポイントです。
 
→なぜウンチク話が効果的なのでしょうか?
 
→それは、ストーリー性があるからです。
 
→単に事実をお知らせするだけと違い、ストーリー性を持たせて伝えると、お店からの気持ちや熱意が伝わります。

→それが伝わると、不思議ですが、『一度食べてみようかな?』となりやすいのです。

→お客さんは、熱意のあるお店から商品を買って行きます。
 


こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則